Bリーグドラフト制度案

こんにちわ。

今回はBリーグで導入を待望されている感もあるドラフト制度について書きたいと思います。

現行のBリーグの新人選手獲得は自由経済の原理に任されています。クラブがオファーを出し、選手が希望すれば、特別指定選手もしくはプロ契約が成立します。

職業選択の自由の観点から、選手が入団したいクラブに入団するのは一見素晴らしいことのようには思えます。

だがしかし、

Bリーグはプロリーグで、興行の成功もリーグ存続にとって大切なことではあります。

特定クラブの1強もしくは2強で、勝負の大勢が決しているリーグが繁栄するでしょうか。答えは否です。1980年代の首位を大きく引き離して独走する西武ライオンズの黄金時代のパリーグは集客の可能性が全くありませんでした。今はNPBにもクライマックスシリーズがあるので、可能性的に最後まで日本一争いはありますが、その制度に対する批判もあります。

やはり、実力格差が可能性的に最小限に収まるリーグが興行的には活況を呈するのです。

私は、その観点から、Bリーグにドラフト制度導入を主張します。

ただ、昇降格制度とユースがあるのに、ドラフト制度が必要なのかという意見もあります。なので、私の意見を聞いて欲しいと思います

私の素案としては、DRAFT=徴兵の意味を鑑みて、Bリーグクラブに入団する選手はドラフト会議を必ず人生の一度は通過する徴兵制だと解釈した上でドラフト制度を構築して欲しいと考えています。

つまり、ドラフト制度からの入団と、自由獲得枠での入団の両方を認めた上で、自由獲得枠で入団した選手には満25歳でのシーズン前にドラフト会議で他クラブに指名される事を通過儀礼として迎えて頂きたいと考えるわけです。

といっても、日本代表選手がB3リーグでプレイするのは日本バスケ界の損失ではあるので、そこには制限をかけるべきかと思われます。代表選手をドラフト会議で獲得したければB1ライセンスを獲得して、B1リーグに昇格して在籍すべきは筋だし、目標でしょうから。

それでもB2クラブにとってドラフトは夢があります。働き盛りのプレイタイムが10分前後の知名度の高い戦力を獲得出来るチャンスがこの制度にはあります。B3リーグにしても、関東1部リーグの埋もれた戦力や関西1部リーグの主力を獲得出来るチャンスがあります。

といっても、ドラフト制度に不熱心なクラブもB2ならあるでしょう。獲得するカネの工面に苦しむクラブもあるかもしれません。ユース制度との整合性も問われますでしょう。

私はBリーグユースは、ドラフト制度に大量に選手を供給する場であって欲しいと考えます。ドラフト会議に選手を大量に送り込んで、レンタル料や移籍金を獲得することもドラフト制度なら可能です。

また指名する気が無いB2クラブは、指名順位を売却してライセンス維持を図り、得た金額でコスパの高い既存選手を獲得するのもありかと考えます。特に親会社が国際的企業のクラブは、地方クラブを対価で救済するのもありかと考えます。

ドラフト制度で入団した選手のサラリーです。入団2年目なら1000万円貰える額を義務付けます。職業選択の自由を一部否定するかわりに、報酬の安定化も義務付けます。

満25歳のドラフトなら、スタータークラスなら3000万円から5000万円まで可能な金額です。少なくとも行きたくないクラブに行くかもしれない補償はすべきでしょう。

私はドラフト制度の全てが善とは思いません。しかし地域格差や特定の地域に対する偏見がある以上、首都圏のクラブに在籍したい傾向に歯止めはかからない筈です。

リーグ全体の繁栄の手段がドラフト制度だと私は考えます

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