Twenty years ago in America

ロスの空港で車をピックアップして、北へ向かい仕事の用を済ませてその日の宿を探した。
何があったのか珍しく宿がどこに行ってもいっぱいでこのまま車中泊なのか?と車をハイウェイで走りながらホテルのネオンを見つけて走っていた。
やがて10キロほど走ったと思うが、一つ見つけ聞いてみた、時間は、午前1時、どうにか部屋はある。そこで値段交渉、素泊まり6ドルで、決着、部屋の前まで車で行くと、パトカーが、地元の大学生が、騒いで呼ばれたらしい。まぁ無視して部屋に入りシャワーを浴びに浴槽へ水が出ない。
顔くらい洗いたいと手洗いの水を出す、出てくれた。明らかに水が白い泡かと思ったら手ですくって、本当に真っ白な牛乳のような水だった。少しだしとけば変わるかと思ったが、全く白さはなくならない。仕方なくそれで顔を洗った。化粧をしたように真っ白な顔になってしまった。
別段これは怖い話ではなく普通にアメリカの地方などの安宿では珍しくはない。

外ではポリスが帰ったらしく、シンとしている。が、少し経つと先ほどの部屋がまた騒ぎ始めた。うるさいがまぁどうせマリファナでもやってるのかと思って、侵入されては困るので、ドアの前に椅子などを置いて気持ちの防犯、疲れ切っているのでその後気絶するように寝た。
朝7時に起床、さすがに騒ぎもなくドアを開けチェックアウトをしようとしドアを閉めるとドアにナイフが刺さっていた。