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38歳でフリーのコピーライターになったお話

西麻布にあった広告プロダクションに勤めていた私は、「なんだかつまらない」という子供みたいな理由で会社を辞めてしまいました。かっこよく言えば「一人でどこまでやれるか、自分の可能性を試したくなった。。。」とも書けますが、正直なところ全くのノープランでした。その頃は独り身だったので、なんとかなるだろうと気軽に考えていました。時は2002年、まだネット環境も整備されていなく、もちろんスマホもありません。小岩の汚いアパート奥で仕事の依頼の電話を待ちますが、無名の私に来るわけがありません。退職したプロダクションからと、知り合いのデザイン事務所からの仕事を受けながら、少ない貯金残高がさらに少なくなっていくことに恐怖を感じていました。なけなしのお金をはたいて広告会社年鑑というものを購入し、コピーライターがいない会社にポートフォリオと共に、営業のお手紙(メールではありません)を送ったりもしていました。反応は0でしたが。。。。



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