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情報発信はボディブローのように

テーマとは直接関係ないけど『あしたジョー』が大好き、少年マガジンの連載で読んだ世代です。アニメ主題歌の作詞は「寺山修司」、作曲は「八木正生」歌手は「尾藤イサオ」かあ。寺山修司が出てくること自体が社会現象でした。

いま地下鉄東西線のオフピークプロジェクト、メタポのコラボであしたのジョー使われているけどちょっと悲しい。気を取り直して、下記は連載開始50周年(2018年)の記念サイト。記念PVがカッコいい。さて本題に入ります。

気がつくとボディブローがじわじわと効いてきている

ボクシングで「ボディブローが効いています」と語られる場面があります。ボディブローを打たれると「内臓に衝撃がきて、呼吸系の機能が低下し、スタミナが奪われていく」、つまりじわじわと効いてくるわけです。

この言葉は経営にも当てはまります。仕事の基本は「顧客の創造と維持」ですが、見事な右ストレートで打ち抜いて決めたような仕事はないほうがいい。とくに番狂わせのような勝ちを経験すると、次もそれを狙って自滅するからです。

「あなたと組みたい(組み続けたい)」と思ってもらうにはどうしたらいいのか。そうです、おわかりの通り、ボディブローです。成果を産むのは、相手が怯えるような豪腕ではなく、小さなパンチの積み重ねによる信頼です。

「何のために情報を発信するのか」を明確にする必要性

コロナ禍で営業が難しくなったと感じている企業が少なくありません(弊社も一時期は大変)。経営者なら顧客との距離が開いていく怖さ、忘れられてしまう不安を何度も経験しているはずです。そりゃあ、眠れませんよね。

「起死回生の一発はない、成果は小さなことの積み重ね」。これがわかっていても状況が逼迫すると、妙な手を使いたくなります。いまの国の政策はこれの繰り返し、政治家は自らリスクを背負っている経営者じゃないからね。

といって、照英の出ているCMのように「足で稼ぐ」だけではうまくいきません。手間はかかってもボディブローのような情報発信です。「いまさらそういわれても、いろいろやっているし」、そんな声が聞こえてきそうですね。

あなたの悩みを解決するために、私は情報を発信しています

ビジネスにおける情報発信の在り方は何か、それは「悩み解決」です。あなたの情報発信をチェックしてほしい。もしかすると「こんなことができます」「これがお得」など、商品の売り込みの匂いが強くはないでしょうか。

「当社は、誰の、どんな悩みを、どのように解決するのか」、まずはこの整理が必要です。「何を通じて=商品・サービス」を考えたくなりますが、一旦脇におきましょう。そうでないとの売り込みのオンパレードになります。

悩みはさまざまなのでは?確かにそうです。そこで「顧客の特定化」「悩みの細分化」「自社の得意分野への当てはめ(不得手は見抜かれる)」、この3つで悩みを絞り込み、あとはボディブローのような情報発信です。

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