ザ・ストロング・メンタルマッチョになりたい
マスクを手作りした。
「これならいつでもお嫁に行けるよ。むしろ早くお嫁に行った方が良いんじゃない？」
マスクを手作りしたぐらいで、嫁に行けとは。
なんなら私はマスクも作れるし、テディベアも作れる。冷蔵庫の余り物の野菜でどんなきんぴらだって作れるし、300平方メートルを超える鉄筋コンクリート造の建物だって設計できる資格も持ってますけどなにか？
＊＊＊
まあ、私が独身でいる云々の話はもう解決済みの愚問であって、いまさら思い悩むことなどない。
私はこの道を選んだ。自分で自分にご飯を食べさせることを選んだ。それでいい、とスッキリ思っている。
孫の顔を見たがる親には、多少は申し訳なさもあるけれど。
私の人生なんだし、しょうがない。
＊＊＊
そんな私は、自分がメンタルマッチョだと信じていた。
信じて、疑っていなかった。
だが、最近気づいたことがある。
本物のメンタルマッチョは、他人に何を言われてもイライラしたり、言い返したりしない。たとえどんなに理不尽な批判や、上から目線の軽蔑や、時代錯誤なアドバイスであったとしても、だ。
本物のメンタルマッチョは、笑って、受け流す。
誰かに理解されよう、なんてしない。
「いくら仕事を頑張っても、お嫁に行けないんじゃ終わってるよ」
「あはは、そうですよね～、私っていろいろダメなんで～」
こんなくそな会話を何回繰り返しても、いちいち傷つかない。
オイルでテカった筋肉チョモランマのハートが、どんな棘もはじき返してしまうからな。
ああ、強くなりたい。
本物のメンタルマッチョになりたい。
腹筋グレネード！とか言われたい（メンタルの話です）。
背中に鬼が宿ってる！とか（刃牙大好き）。
ナイスバルク！（ハートが）
決めた！私は本物のストロングなメンタルマッチョになる。
明日から、自分で自分に掛け声をかけよう。
笑ってしまったら笑顔になれるし、一石二鳥じゃないか！
それぞれの場所でがんばっておられるみなさま、お疲れ様です。
明日からも頑張りましょう！（ナイスバルク！）
（※今朝、誤ってこの記事を削除してしまいました。再投稿です。読んでくださった方、スキしてくださった方、本当にごめんなさい。以後気を付けます！）
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？