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就活!!就活!?就活!!【大学2年生の私が考える「就活とは」】

「ならば問う、就活とは何ぞや。」

「狂った猫の反復横飛びを見るが如し!!」
というのは、筋肉少女帯『スラッシュ禅問答』の歌詞でして。

本記事の命題。

【「就活」とはそもそもなんなんだ?】

です。

私は今大学2年生。いわゆる「就職活動」を約1年後に控えています。院へ進む道、公務員へ進む道もありますが、やはり僕は、いわゆる「就活」を通じて、「自分の営業マン」になり、自分という「商品」の良さを認めてもらって、自らの実力で内定を勝ち取る、ということを成し遂げたい。

「就職活動」、英語では「job-hunting」といいます。

「就活」は「狩り」なのです。

「狩り」の定義(in Oxford Learners Dictionary )
https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/american_english/hunting

chasing and killing wild animals and birds as a sport or for food

これが1つめの意味。「野性動物や野鳥などを追いかけ、競技として、または食料確保のために殺すこと」 これはおなじみの「動物」を「捕獲する」という意味。

重要なのが、この次の意味。

(in compounds) the process of looking for something

「何かを追い求めるときの過程」 これが、job huntingのときのhunting の意味。

in compounds というのは、「compound」=複合語 が表すように、
ふたつの単語が合体して、ひとつのものになったものを指します。

job-huntingだったら、jobとhunting という「別々の単語」が、「複合」=compound して、フューーーージョン!!!して出来上がった言葉、ということです。

コラム くっそながい英単語
英語は「複合語」を作るのに長けた言語です。というのも、名詞はもちろん、形容詞の最後につく -ity や -tion、副詞の最後につく -ly、「反対」を表す接頭辞(=単語の頭にくっつくやつ)など、英語は「1つの単語にくっつけられる文字列」が大量にあるわけです。なので、色々な名詞や接頭辞、接尾辞(=単語の最後につくもの)がくっつきにくっつきまくって、1スペルが20文字も越えるような、見てるだけで頭が痛むような単語がザラに作られるのです。また、この「くっつける」性質を利用して、本来は形容詞にならない単語に「ity」や「tion」をつけて、新しい表現を作ったりもできる。美川だったら、mikawa-ness -nessで「美川らしさ」という表現をつくってもいいわけです。
 この複合語は、日本語でもザラにあります。「美川」に「流」をつけて「美川流」、また「美川メソッド」という表現をしてもいいわけです。英語でもおんなじことができる、というわけですね。
コラム2 くっそながい英単語の具体例
antidisestablishmentarianism
これは1つの単語です。信じられない?じゃあ分解してみましょう。
コラム1でもいったように、英単語は「パーツ」ごとに成り立っているのです。そのパーツをどんどん組み合わせていくのも自由にできます。
antidisestablishmentarianism
制度・慣習などを廃止する(教会の国教制度を廃止する)
anti- dis- establishment -arianism
反 廃止 国教 主義
と、このようにだいたい4つのパーツで成り立っていることがわかります。establishmentarianismという長い単語があって、そのなかでも「establishment 」が長い名詞。長い名詞のせいで、単語全体からやばい雰囲気を発してしまってるわけです。
この単語の詳しい解説は割愛する(というか、なぜ「就活」の記事で英語オタクの話をしてるのかわからんけど)ことにしますが、下記に解説サイトのリンクを載せておくので、気になるかたは是非。

https://www.vocabulary-plaza.com/tip07.html

入念な準備と観察、適切かつ大胆な行動。大胆さと慎重さが必要なのが「狩り」。下手に動いたり、準備不足だったり、周囲の状況を把握していなかったりすれば、「内定」という獲物は逃げてしまう。

よく、「100社受けて全部落ちた」「会社は3桁くらい受ける」というような意見をちらほら見かけますが。

いやいやいや。無駄すぎるだろそれは。「受ければどこかは拾ってくれる」、そう思ってるんじゃないですか? 就活なんて、数こなせばどこか拾ってくれるもんさ。そう思ってないですか?

だいたい大学生は忙しいし、卒論も準備しなくちゃいかんし、なにより自分の体は1つしかないんだから、そんなに面接ばっか行ってたら時間の無駄じゃないですか。

大学生活は、大学に在籍してる今この瞬間しか楽しめない。そもそも大学は「学校」だ。「職業」のためではなく、「学問」のためにある。せっかく大学に入ったんだから、キモいくらい専門的な研究をしたほうがいいじゃないか。

私には愛する英語学の教授と、愛すべき学問分野「英語学」という「恋人」が待っている。その恋人を待たせてはいけない。就活に費やすは最小限にとどめ、手っ取り早く、でも本気で取り組んで、内定もらって、それから研究に没頭したい。

まず、自分が「就活」とはなにかをしっかり理解してからでないと、何も始まらない。本記事は、そんな「自分のため」を思って書くものでもある。書いて、まとめることで、「就活」という「確定したライバル」と付き合っていく準備をしようじゃないか。

以上、序論。

ここまで書き終えたところで、タイミングよく、就活の本が届きました。ナイスタイミング。

【「就活」の定義】

「就活」=就職活動。 「就職」と「活動」のフューーーージョンした言葉ですね。では、辞書の定義を確認。

就職とは、高校・専門学校・大学などを卒業する学卒者
または学卒予定者が初めて職業に就く、会社へ入社するといった際に使われる言葉。

正社員として職業に就く、会社へ入社するといった際に用いられることが一般的です。

ビジネス用語集 コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E5%B0%B1%E8%81%B7-180624

かつ‐どう〔クワツ‐〕【活動】

[名](スル)
 活発に動くこと。ある動きや働きをすること。「暖かくなって虫が活動し始めた」「活動範囲が広い」「火山活動」
 「活動写真」の略。
「ちょいと―でも見るつもりが」〈高見・如何なる星の下に〉

大辞林 第三版 コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E6%B4%BB%E5%8B%95-464469

かつ‐どう クヮツ‥【活動】
〘名〙
① (━する) はたらき動くこと。活発に行動すること。

精選版 日本国語大辞典 コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E6%B4%BB%E5%8B%95-464469

「就職活動」とは、なんともまぁ曖昧な名称ですよね。アバウトすぎる。
私はあんまりこの単語が好きじゃないです。シューショクカツドー、シューショクカツドー、シューカツ、シューカツ。
シューという音が、すかすかした印象を与えます。空気の抜ける、気の抜けた感じ。
なので、分かりやすい名称に言い換えたらどうでしょう。

「就職」=学校を卒業したあとに、正社員として会社に入る。

正社員=雇用期間無期限、フルタイムで働く社員。解雇されにくい。

「活動」=活発に動き回る

ということから
就職活動=まっとうな雇用をゲットするために動き回ること

これだとながったらしい、めんどい!というなら、英語の
「ジョブ・ハンティング」で呼んだほうがいい。
そのほうが、「狩り」のイメージを沸き立たせてくれ、言葉のニュアンスも、そっちのほうが分かりやすいし。

と言い換えられそうです。
「活動」「活発」の「動き回る」イメージは大切です。

「就職活動」は試験ではないから。
ただ単に、勉強しまくって、完璧に問題をこなせば受かるというものではない。
「就職活動」は、答えのない、自ら活発に動いて「内定、ゲットだぜ!!」を目指す。「内定」という「ポケモン」を、動き回って、「履歴書」「エントリーシート」「面接」「自己PR」という「モンスターボール」を使って捕まえること。「job hunting」にもあるように、「就職」は「狩り」のイメージ。

だと思います。我ながらいい例えでは??

▼美川、うぬぼれはやめろ

就職活動は、「これこれこうすれば必ず成功」といったパターンは存在しない。狩る対象によって、狩りの方法をそのつど変えていく。それと同じく、就職活動も、受ける会社によって、柔軟に話し方や書き方、見せる姿勢を変えていく必要があると思うんですよ。

【就活生必見】◯◯は、△△しろ!!
【就活の常識】面接のときは必ず◯◯をいえ!!!

うんざりです。そもそも、パターン化するのがよくない。「必ず」という言葉が僕は大嫌いだ。というか、私は一人称が変わりすぎだ。
「必ず」なんてない。それは、使用する英単語によって、使う前置詞や動詞、語順、表現を変えるのと同じ。(この「語同士の相性」のことを、英語では「コロケーション」といいます。)

パターン人間を量産してしまってる。これが就職活動の現状だと思います。「パターン人間」は、面接のときにロボットになります。

「弊社を志願した理由は?」

「はい!!仕事を通じてやりがいを感じ、人のためになりたいからです!!」

「・・・それ、うちじゃなくてもできるよね?」と帰されるのがオチでしょう。「会社に入っておまえはなにができるんだい。どれだけうちの利益になってくれるんだい。」その質問に答えてはじめて、「その会社に合わせる」ことになる。まず、「就職活動はパターンで乗り切れる」という前提から間違ってるんじゃないですか?

就職活動はパターンじゃない。「これをすれば必ず受かる!!」というのはあり得ない。もちろん最低限の試験は必要だが、差をつけるのはやはり「面接」だと思う。「面接」は試験ではない。「試験」は「パターン」だが、「面接」=「会話」には「パターン」がない。

パターンで会話すると恐ろしいことがおきます。

「こんにちは。」

「はい。」

「今日は寒いですね。」

「はい。」

「なぜうちを受けたのですか。」

「はい。弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社の弊社のやりがいやりがいやりがいやりがいやりがいやりがいやりがいやりがいやりがいやりがいやりがいやりがいやりがい思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心思いやりの心自己成長自己成長自己成長自己成長自己成長自己成長自己成長自己成長お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様お客様の役にたちたいからです。」

「面接を終了します。」

誇張しすぎかもしれませんが、私からみると、一般的な「就活生」はこんなイメージ。壊れたロボットかよ。

織田裕二の主演ドラマ「SUIT」にも、織田裕二のアシスタントを面接で募集するシーンがありました。

そのなかでも、さっきのロボットのような人が面接を受けてました。

「なぜ志望したの?」という問いに、定型文のように「はい。私は、◯◯のように、◯◯△△はい。はい。はい。はい。はい。将来性将来性将来性将来性将来性将来性将来性将来性将来性将来性将来性です。」

と、ロボットのように受け答えする場面がありました。
それを聞いた織田裕二の秘書は、速攻で
「不採用ですね」と呟いていました。当然ですが、「人間」がほしいのであって、「ロボット」はほしくないので。

自分の頭で考え、創造力を発揮するのが「人間」だろ!?
ロボットが面接を受けても、不採用なのは当たり前じゃないか。
ロボットが受かる会社なんて、「スカイネット」ぐらいだろう。

【結論】

「就職活動」は、「狩り」と同じく、明確な攻略法はないもの。自分の頭でよく考えて、その場その場で臨機応変に対応してくことが重要。また、「獲物」=「自分の受ける会社」をじっくり観察しなければ、その獲物を逃がすのは当たり前。観察、調査、行動。この3つがうまく噛み合わないと、「ジョブ・ハンティング」は成功しない。「就職活動」という曖昧な言い方はもうやめにして、「ジョブ・ハンティング」もしくは「まっとうな雇用をゲットするために動き回ること」と呼んであげましょう。

私は、先月行ったインターンシップを機に、「ジョブ・ハンティング」と本気で向き合うことに決めました。2年だしまだいいじゃん~と思われるかもしれませんが、「狩り」は準備してなんぼのもんでしょう。はやいうちから、狩り道具を溜め込んでたほうが、いざ狩りをするとなったときに役立つでしょうし。

皆さん、ご唱和ください。

ジョブ・ハンティング。
ジョブ・ハンティング。
ジョブ・ハンティング。

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ジョブ・ハンティング。

と呟いて下さいね。

美川

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