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なんて気さくな人々!ドイツ(ミュンヘン編2)

 ミュンヘンの市街地を満喫した翌日にはアリアンツ・スタジアムの見学ツアーに参加。ドイツの名門、FCバイエルン・ミュンヘンの聖地だ。

 駅からスタジアムへは、だだっ広い道が続いていた。ホームチームの試合日には赤いユニフォームを着た観客で埋まってしまうのだろう。
 アリアンツ・スタジアムが見えてきた。サッカーに関心が薄い人には「おっきいね」程度の感覚かもしれない。バイエルンの大ファンの連れは、かなり興奮していたな。少し鼻水出てた。

 ツアーの時間が来るまで、ファンショップで爆買い(?)だ。なんでもない商品が、チームのロゴを纏うだけで価値あるものに見える!大学のゼミで記号消費をしっかり批判しておきながら、あっさり買ってしまった!(笑)

 「あ、来た来た。」気の良い長身のお兄さん(イケメン)がツアーの説明をしにやってきた。英語のツアーを申し込んだけど、何言ってるかわからないね。全然ダメだね。

 英語はわからないけど、ジェスチャーくらいはわかる。お兄さんについていくと、選手のロッカールームに着いたみたい。僕が大好きなトーマス・ミュラー選手のロッカーの前でパシャリ。(僕が小学生の時、最初にもらった背番号も25番だった)

 僕自身のありったけのリスニング力をかき集めてお兄さんの話に耳を傾けると、どうやらうんちくを垂れているらしい。ミュラーとノイアー(知らない人はごめんなさい)は特に、試合前に一人で集中するタイプだとのこと。試合前に「(相手チームの)あいつ足太くね?」とか話してる僕とは大違い。というか、真逆だね。とか考えている間に、スタジアムに着いた。

 「でかっ」「(観客席とグラウンドの距離が)ちかっ」率直な感想である。これじゃあ、興奮した観客が試合に乱入しちゃうのも無理ないね。スタジアムが悪いね。そんな会話をした(気がする)。ここで大好きな選手が走っているのを見ることができたら、どんなに興奮するだろうか。バイエルンvsシャルケのチケット、売り切れてたんだよね。

 元々どのチームが好きという意識はなかったけれど、こんなものを見せられたらこのチームが大好きになってしまった。ウイイレのチームもバイエルンにしたし。にわかファンでいい。ドイツかぶれでいい。シャウエッセンを頬張りながらでもいい。(?)1チームを応援し続けるのも悪くないなと思った。

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