写真家のマッチョイズムと #digitalblending @PASHADELIC トークショー。


最近急に写真欲が高まってきたこともあり、2018年7月7日(土)にPASHADELIC グローバルフォトコンテスト展示会・授賞式に行ってきました。


■授賞式

最優秀賞を受賞した作品に対し、キタキツネの井上さんが次のようなコメントをしていました。
「PASHADELICに投稿される写真は、絶景を楽しむものが多いが、この作品はストーリーを楽しめた。」
「まずは題名を見ずに写真を見て、溺れるかのような感覚、見るのを止められなかった。そして、題名を見て、写っている人を想像できた。」


エライアさん×山村さん

最後は風景写真家エライア・ロカルディさんがLightroomによる現像を実践、山村健児さんが通訳と解説をされていました。

エライアさんは住まいを持たないトラベルフォトグラファー。

Googleで「Japan」と画像検索をした時に表示される、
「富士山 ×桜 × 五重の塔」を世に出した方らしい。


現像術の前に、いい写真の撮り方として、「良い時間」の話から。

要は早起きするか、その瞬間が来るまで待つか、何時間も耐え続ける。

そこは技術でもない、自分を信じ、忍耐強くいるという、
とてもマッチョイズム溢れるものだった。

そして、「Digital Blending」という言葉を初めて知りました。
「合成」とは違うとのこと。

例えば、建物の灯がつく前の時間の空 × 建物の灯 など。

自分なりの解釈では…
・合成 … そこにないものを加える
・Digital Blending … 時間軸を超えてそこにあるものを重ねる

三脚を置いて待つのは性に合わない気がしますが、自分の中で新しい表現に出会えて面白かったです。気になる長編小説を手に入れたら、気長に待つのも良いかな。


山村健児さんは筋骨隆々に鍛え上げられていたのは、重いカメラを持ってもブレないためなのか。聞きそびれたことだけが悔やまれる。

いただいたサポートは、奨学金返済を手伝ってもらっている妻への借金返済に当てます。