見出し画像

本業以外のコミュニティで遊ぶメリット

1年前からオンラインサロンにいくつか入るようになって、全く違う業界や年齢の方と一緒に何かを作るという機会を持つようになった。

今まで部活や職場といった限られた関係性の中でしか誰かと何かをすることがなかったが、近い生活範囲から生まれてくる発案に目新しい感触や喜びが生まれることはあまりなかった。

近しい年齢や環境にいる仲間と過ごす時間も、日常を分かち合うという点においては心が安らぐ時間でもある。

一方で、異なる業種や年齢の方と一緒に何かをやってみようという発案が生まれやすい環境に身を置く魅力は大きく2つある。


1つ目は、通常なら生まれにくい掛け合わせから新しい発想が育つこと。

自分の知っている知識ではなかなか思いつかなかった方法をあらゆる角度から様々な方が投稿してくれる。そして、「私はこれができますよ」「うちでこれをやりますよ」と、あれよあれよという間に小さなスマートフォンの画面でプロジェクトが完成してしまう。しかも、ほとんどが一度もリアルで会ったことのない人同士。それでも、一つのコンセプトや志のもとに集まった仲間同士なので違和感なくお互いの人間性に信頼を置いている。

2つ目は、人との関わり方や仕事の組み立て方について自分自身のあり方を見直すきっかけになること。

よくも悪くも同じ職場に何年も勤めているとお互いに慣れてくる。いつもの職場のメンバーではない方と一緒に何かを始めると、自分の仕事やいつも一緒に働いてきた仲間に支えてもらってきたことにもまた気がつくのだ。一歩職場の外に出てしまえば、納期や相手への連絡の丁寧さなどすべてに個人の名前がついて回る。今まで自分がやっていた部分ではないところも自分で行うべき点も生じてくる。そうやって外の世界との繋がりを持ってみて、振り返りながら本業の質を上げていけることもまた一つのメリットだ。


学生のうちに勉強以外に何もやることがない、という方には全力で「普段関わらない分野の大人と何かを仕掛けてみる」ことをお勧めしたい。

自分には何が向いているのか、どんな仕事がしたいのか、大人でも絞り込むことが難しいこの質問を10代の生徒に投げかけて考えたところでなかなかたどり着くことができないのは、現場で1000人以上の生徒に関わる中で痛く感じいるところである。


だったら、はじめから絞り込みをかけてしまうのではなく様々な人がいる中に身を投じてみて、関わっていく中で自分の興味のあることを探してみるという手順をふう方が圧倒的に早い、ということだ。

検索すればいくらでも無料でも学べるコミュニティに出会える時代。自分はこれから何をしたいのか。自分の中の欲求を掘り起こしてくれるのは、今ある世界の外にある新しい出会いの場に他ならない。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?