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シリコンバレーへオンライン留学!_Draper University of Heroes【DAY07】

アメリカシリコンバレー、サン・マテオにあるDraper Universityへ2週間オンライン短期留学した経験、失敗、学びを全て赤裸々に綴っています。

Marketing&Sales

講師はアメリカ人女性Dannieさん。
今回のお題はよく混合する”マーケティング”と”セールス”の違いについて。

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はじめに定義を整理しておくと、

セールス=顧客が商品やサービスの購入に至るまでを導く取り組み。マーケティング=実際に売られている商品やサービスを、顧客に対してどのように興味を持ってもらうかを確認する取り組み。

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しかしリアリティはと言うと、マーケティングチームとセールスチームが別々に戦略を練り行動するため、目指すゴールは一緒なのですが2つ間には『壁』が生じるケースが多々あるとのことでした。

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アドバイス、特に新規サービスを行うスタートアップではマーケティングとセールスをシームレスに行い、生産性のある活動が大事と教えてもらいました。

Consumer Decision Journey

コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーが考案した消費者の購買プロセスをまとめたもの。

この図で一番に伝えていることは、ブランド自体のロイヤリティ、ソーシャルメディアやオンラインサロンを通じての顧客満足を通じてファンになってもらい、生涯顧客価値(LTV)を育むことだと。

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正直ぼ〜んやりとした理解しかできなかったので、自分が好きなアウトドアブランドPatagoniaで考えてみました。

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アンバサダー制度、アクティビティ(トレイルラン)、ウォーンウェアプロジェクト、映画鑑賞 etc.。ものを売るだけでなく、顧客との接点を間接的に通じてブランドロイヤリティを磨き上げストーリーを語り、ファンを増やしている。

これからの時代は、ブランドと顧客との接点をどう上手く築き上げていくのかに勝因があると講義で学ぶことができました。

WORN WEAR(If it's broke, fix it!)


PITCH!

1時間の講義のあとは、HachersonならぬHerothonで作り上げたプロトタイプの発表。48時間といった限られた時間の中でお題を決め、それをチームで分担してまとめ上げていきます。

チームメンバーは4人。ブラジル、サウジアラビア、日本、スイスランド。
基本的にやりとりはSlackを使いながらのコミュニケーション。タイムラグがある中、役割分担しながらプロジェクトを進めるのは結構苦労しました。

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【エシカル消費】
僕たちチームTrailblazersは、エシカルな社会実現に向けて消費行動から社会を変えていくアイデア『Shop4good』。商品カテゴリーからグッズ(商品)を探すのではなく、社会問題から商品を見つけるといった、消費者が購入に至るまでの接点の着眼点を変えてみました。

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【カテゴリー】
社会課題に取り組むブランドをピックアップ。顧客は社会課題カテゴリーから商品を選ぶことができ、商品購入に繋がるといった仮説です。

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【ブロックチェーン】
生産から流通、消費までブロックチェーン技術を用いてトレーサビリティを透明化、アカウンタビリティを可視化し、生産者の“哲学”を消費者に伝えることを重点的に考え、モノそのものの価値から、哲学へ価値転換することを目指しました。

宮崎県の農家では実際に実証実験が行われています。生産者が個別に情報を入力しないといけないなど、課題は山積みですが技術的には可能だと。

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Feedback

実際に質問された項目です。
バシバシと意見をくれるので良い意味でブラシュアップされます。後は肝心な英語のスピーキング、リスニングも磨いていかないと...! 何回も質問聞き返してすいません…泣

Q:How do you make money?
A:Commission from Brand & consumers side. 1% of its sales will donated to NPO partner.
Q:Who's the manufacture that you are selling to your product?
A:We haven't spoken to any manufactures because this is prototype yet. 
Q:Do you have any validation on this?
A:I posted on my facebook, I got answers answers from 15 people.
(Brand is trust, Brand is word of mouth, Brand is durability & functionality)

そしてTimさんからのフィードバック。
これだけでも宝です。

Japan. 29. Website builders. Likes Patagonia. How does consumer find them. E-commerce and social media. Shopping for good. There are a lot of these and none are successful yet. We backed one 10 years ago and they couldn’t make it work. Hard to figure out how you will make money on this. Who will pay you? Patagonia? The End- Consumer?

自分が作りたいものを作るのではなく、求められるものを作れるようヒアリングに徹底しないとな、と強く感じました。仮説検証、バリデーション、フィードバックなど。

道は長いですが決して発信することを恐れず、周りの声を反映してブラシュアップしていこうと思います。
自分が実現したいミッションはブラさないように!

To be continue! 続きます!

学んだこと、失敗したことなど全て赤裸々に綴り、次の挑戦者の方へ上手くバトンを繋げれれば幸いです!

【著者プロフィール】
180株式会社(ワンエイティー)代表取締役 上仲 昌吾

Twitter「@ShogoUenaka」でも発信しております

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アメリカ・カリフォルニア州・サンディエゴで4年間過ごし、あらゆる価値観に触れてきました。現在ソーシャルビジネス事業化に向け構想中です。ソーシャルグッド、サーキュラーエコノミー、ベネフィットコーポレーションを実践されている方、是非とも意見交換をさせていただければ幸いです。