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シリコンバレーへオンライン留学!_Draper University of Heroes【DAY09】

アメリカシリコンバレー、サン・マテオにあるDraper Universityへ2週間オンライン短期留学した経験、失敗、学びを全て赤裸々に綴っています。

GETTING MARRIED IS TOUGH

まずはじめに、タイトルからして『何の授業?』と疑問から始まる。今回の授業はFundraising(資金調達)だったはず。

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講師はAndy Tangさん、Draper UniversityのCEO、またDraper Associatesのパートナーでもあります。Draper Associatesとは1985年、Tim Draperさんによって作れられたシリコンバレーを代表するベンチャー・キャピタルです。

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講義のタイトルだった”結婚=資金調達”といった比喩を、リアルな投資体験を交えて投資家と起業家のマッチングの難しさ、またその時々の対応をユーモアに表現して講義が進みます。

ビジネスの進行具合(Seed,SeriesA,B,C)に応じて、アプローチするVC、エンジェル投資家等は変わります。自分はまだBusiness Planフェーズなので、今回のアクセラレータープログラムを通じて、Minimum Viable Product (MVP)までアイデアを実装したいと思っています。

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MVPとは?
製品を提供する上で必要最小限の機能のみをもつ、もっともシンプルな製品。潜在顧客に使用してもらえるレベルまで製品、サービスを作り、初期段階で製品を構築する必要があったのかどうかテストすることで、市場に求められているかを判断できます。

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また、DAY08のファイナンス授業で学んだSAFE(Simple Agreement for Future Equity)やCN(Convertible Note)など先日noteでまとめていた言語が飛び交っていましたが、今回の授業ではスッと頭に入ってきました。

予習、復習するの大事と痛感。

Artificial Milestone

アーリーステージのスタートアップの場合、明確な数字や過去の実績がありません。その際に大切になってくるのが、取り組んでいるプロジェクトへの情熱と仮説。

言い換えれば、人間性が評価されると言ってもいいかもしれません。

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投資家とのミーティングの会話ではよく、独特なイディオム表現やトリッキーな質問があります。果たして持ち込んだビジネスアイデアに対してYesなのか、Noなのか。

(Investor)
We like you and would like to stay in touch.

あくまでも例ですが、このような回答の場合大概はNoと受け止めた方がよいとの。また出直してきて下さい、といったメッセージに近いです。

投資家も忙しい方たちなので、これ以上アイデアや情熱で交渉しないと方がよいです。データに基づいた検証、それとも違ったアイデアでアプローチすることが賢明とのこと。

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(Investor)
Let me talk to my partners, and I will get back to you.
When do you need to know by?  

一方でビジネスアイデアに興味があり、投資を検討したい場合は明確な期日を問われることが多いそうです。上記のような回答があった場合、概ねYESと考えても良いでしょうとの。

いつもまでに投資金が必要か、契約を締結するかなど具体的なマイルストーンが話題に上がります。

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個人的にまだ投資を受けたり、交渉を行った当事者としての経験はありませんが、先駆けて投資家とのディールの内容を把握できたことは大きな学びです。普通の生活を日本だけで送っていれば、恐らくアメリカの投資事情を知り得ることができませんでしたが、アクセラレーターを通じて概要だけでも学べたのは宝です。

Cold Call

講義の終盤に投資家へ対しての『Cold Call』について質問がありました。Cold Callとは過去にまったく接触のない相手(この場合VC)に電話をかけたり、メールで連絡を取ることです。

投資家は大変忙しいため、急なメールや電話では対応はしてくれないと思っていましたが、Andyさんの回答はポジティブなものでした。

Andyさん自身もDraper Associatesでシード、ハイテック業界中心に投資を行っています。

人によって捉え方は異なるので行う価値はあると。ただしWarm Introduction(丁寧な自己紹介)はマストだと。どの人間関係・ビジネスの場面でも常識的なことですね。彼自身も時間がある時は一文一文メールに目を通して、気に入ったスタートアップがあれば連絡を取るそうです。

各VCのポートフォリオを確認する際は、crunchbaseに一番情報が集まっているかと思います。

To be continue! 続きます!

学んだこと、失敗したことなど全て赤裸々に綴り、次の挑戦者の方へ上手くバトンを繋げれれば幸いです!

【著者プロフィール】
180株式会社(ワンエイティー)代表取締役
 上仲 昌吾
Twitter「@ShogoUenaka」でも発信しております

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アメリカ・カリフォルニア州・サンディエゴで4年間過ごし、あらゆる価値観に触れてきました。現在ソーシャルビジネス事業化に向け構想中です。ソーシャルグッド、サーキュラーエコノミー、ベネフィットコーポレーションを実践されている方、是非とも意見交換をさせていただければ幸いです。