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日々どれだけ物事を考えているか:GLAY第134曲『Only one, Only you』(2022)

人って、30超えていい年になると、誰かに何かを伝える時の言葉の使い方に違いが出てくるなぁ、とそんな事を思う今日この頃。
そしてその違いは、日々どれだけ物事を考えているか、によって現れてくる気がする。

今日は60thシングル「Only one, Only you」
この曲はリリースに先立って、歌詞がGLAYのホームページに公開された。その歌詞を見て、TAKUROの素直な言葉なんだろうなと思った。そしてどことなく"母"というキーワードが見えるような気がしたのは私だけかな。

灰色の街にてあなたを思うとき心が捉える
優しい歌声 愛注ぐ微笑みが包み込んで
今あなたに会いたい

"灰色の街" とは彼らの故郷、函館の事だろう。
"優しい歌声 愛注ぐ微笑み"の"あなた"とは、シャンソン歌手をしながら女手一つで育てたTAKUROの母親のことではないだろうか。

このシングルがリリースされる一年前のアルバム「Freedom only」では、TERUの歌声の止まる事を知らない進化を感じたけど、「Only one, Only you」では、また更に進化しているTERUに驚いた。
そう、この曲を聴いて最初に印象に残ったのが、TERUの歌声だ。
声の進化なのか、レコーディングの日の体調なのか、レコーディングマイクなのか、ミックスなのか、そのどれもが要素としてあるんだろうけど、とにかく奇跡のようなレコーディング音源になっていると、思う。

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