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社会人になったら、本当の友達はできないのか。

普通に友だちはできます。あなたが損得勘定で、品定めしない限り。

先日、丹波の兄Aと話している時に、社会人としては成功しているのに、「社会人になったら、本当の友達ってできないよね」と発言する人がいるよね、という話で盛り上がりました。ほんまかと。んなことあれへんで。なんでやろねと。

で思ったのは、たぶん、その方は損得勘定で、人を品定めしているからでは、というのがわたしの仮説です。

社会人になっても、心からの友達はできます。が、だれでもそうなれるとは思わなくて、思考を整理してみると、つぎの3つの要素が必要かも!と思いました。

[社会人になっても、本当の友達ができる3つの要素]
①「やりたい」こと(意思)をもっている
②「やりたい」を実現するために、すでに行動に移している
③人を値踏みしない

①「やりたい」こと(意思)をもっている
まず何よりも大事なのは、意思です。この場合の「意思」とは、「国を変えたい!」とか「貧困を撲滅したい!」とか、そんな、たいそれたものでなくて良いです。それより、「美味しいご飯を食べたい」とか「ファッションを突き詰めたい」とか、日常生活に組み込めるくらい粒度。「やりたい」があると、それにたいして、共感する、しない、という現象が発生します。逆にこれがないと、共感のフックをかけようがないので、人の広がりは限られるのではという印象です。

②「やりたい」を実現するために、すでに行動に移している
次に大事なのは、その「やりたい」を実際の行動に落としていることです。この場合も、「美味しいご飯を求めて、200店以上巡ってます」とか「ファッションを楽しむために、オリジナル・ブランド立ち上げてまして」とか、「おおっ、そうなんや…」と気後れさせるほどの行動は入りません。日常に気を配っていることとか、続けていることとか。そういう実働が大事です(参照:目標は小さく、行動は大きく)。

ひとは、想いに惹かれますが、想いを形にしようと日々行動している人により惹かれます。あなたが無心になって「やりたい」ことに熱中していたら、どうでしょう。100人いたら、100人全員共感してくれるかは分かりません。が、その中から、少なくとも2・3人は、強く共感し、あなたに興味を持ちます。

③人を値踏みしない
はい。これ一番大事!試験に出ますヨ!冒頭の「本当の友達なんて、できないんだ」と言ってる人は、たぶん、だれかと接触する時に損得勘定で値踏みしています。で、人間とは面白いもので、値踏みされると、こちらも値踏みします。損得で接せられると、損得でしか接し返しません。

本当の友達ができない、と表面上嘆いているそこのあなたは、実は頭の中では、「いま、あいつと連んでおくと、得になる」とか「あいつとの会話は機会損失だ。さっさと切り上げよう」とか考えているのかも。なんで、そんなことが分かるかって、そういう時期が、不肖わたしにもあったからです。損得で接続されたつながりは、つながりではありません。利用価値がないと判断したら、お互いに縁を切ります。問答無用で切れます。情緒も絆も、へったくれもない。もったいな。と今なら思います。

ということで、下の世代に、大きな声で伝えますよ。社会人になっても、友だちはできます!というか、普通に「やりたいこと」を続けてたら、普通に友達増えるぞ!


ごちそうさまです。

まさかお金が振り込まれることはあるまい、と高を括っているので、サポートされたら、とりあえず「ふぁ!」って叫びます。