MBA マーケティング 3
製品戦略
顧客が求めるのは、様々な便益を一括して手に入れられるような製品である。
■製品の3層モデル
画像引用元:https://cyber-synapse.com/dictionary/ja-ha/three-levels-of-product-models.html
上記3つの階層のどの部分がマーケティング戦略において重要かは、その製品特性や市場の発達段階で異なる。
■新製品開発プロセス
画像引用元:https://keiei-manabu.com/marketing/product-strategy2-2.html
①製品のアイデアの探究…シーズ発想(今持っているスキルから何かできないか)やニーズ発想(このようなニーズがあるが、何かできないか)により市場に提供しようとする製品アイデアを出す。
↓
②アイデアのスクリーニング…成功確率の高いアイデアを早い段階から絞り込み、開発に向け優先順位をつける。
↓
③製品コンセプトの開発…想定するユーザーが、実際にそれを使用している場面をイメージできるまでに具体化されたアイデア。
↓
④マーケティング戦略検討…コンセプトに従ってマーケティング戦略の基本骨子を固める。
↓
⑤事業経済性分析…当該製品の予想売上、原価、利益を推定。
↓
⑥製品開発
↓
⑦テストマーケティング…限定地域の反応をもとに全国販売時の状態を予測する。
↓
⑧製品生産
↓
⑨新製品の市場導入…戦術作りと実行に注力。
■製品ライフサイクル
画像引用元:https://studyhacker.net/what-is-product-life-cycle
※すべての製品が各期のプロセスをたどるとは限らない。
価格戦略
価格戦略は、企業が手にするキャッシュに直接影響を及ぼし、企業利益を直接的に規定する要因となる。
価格の下限:製造コスト(損益分岐点)
価格の上限:カスタマーバリュー(買い手が認識する価値)
・価格設定に影響を与える要因
①競争環境
②受給関係
③売り手や買い手の交渉力
効果的な価格設定を行うためには、その目的を正しく認識することが必要不可欠である。どのような目的を置くにせよ、その設定と市場導入後のモニタリングは慎重に行わなければならない。
流通戦略
製品の生産者と最終顧客との間を結ぶのが、流通チャネルである。
・流通チャネルの種類
①自社の営業組織
②外部の流通組織
③小売業者
④卸売業者
画像引用元:https://keiei-manabu.com/marketing/distribution-strategy3-1.html
※流通チャネルはマーケティング施策の中で最も変更が難しく、再構築には時間がかかる。
シングルチャネル…実店舗のみの1対1対応。
↓
マルチチャネル…実店舗に加え、インターネットやテレビなどが加わる。
↓
クロスチャネル…インターネットで調べ、購入し、実店舗で受け取るような複数のチャネルをまたがる。
↓
オムニチャネル…商品の選定から購入に至るまでの過程で、制約を受けることなく、自分の都合、好みに合わせて選べる、シームレスな顧客体験を実現させるための仕組み。
画像引用元:https://www.intage.co.jp/gallery/omni-channel/
・オムニチャネル実現のための条件
①在庫の一元管理
②価格の統一
③店員教育
最も一般的な顧客体験にフォーカスし、どのチャネルであっても同じように最高の体験が得られるよう、チャネルを統合する必要がある。
続きはこちら↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?