青革靴

つらつらと。

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最近の記事

ゼンマイ仕掛けを愛でる(腕時計編)④

以前、懐中時計の話を書きましたが、その際に出てきたムーブメントを入れ替えるように言ってきた最初の時計屋さん。 実は他にも逸話がありまして・・・・・ 一番最初の記事で紹介した、父からおさがりで貰ったシチズンの自動巻き。 これを最初の時計屋さん、Aとしましょう。その時計屋Aに持って行って、 オーバーホールをしてもらったのですが、仕上がって受け取る際に「この時計、風防が傷んでるのですぐ割れるだろうから、早目に交換した方が良いですよ。」とアドバイスを受けたんです。 それから暫くし

    • 好きなものを使う事(デジタルカメラ編)その3

      レンズ交換式のカメラを使うメリットは表現の幅が広がるところです。 先にも触れました通り、私が所有しているマイクロフォ-サーズという規格はボケ難いという特徴があるので表現に制約があるのですが、それでも小さなバッグに広角から望遠までコンパクトに納まるので、色々な場所へ持ち出して気軽に撮る事が出来ます。 そこで今回はレンズを変える事で色んな表現で撮れることを紹介したいと思います。 まずは広角レンズで撮った写真。 広角の中でも魚眼レンズと言う特徴のあるレンズを使うと・・・・・

      • 好きなものを使う事(デジタルカメラ編)その2

        さてさて・・・・・ もちろん、カメラと言うものは写すことが目的の筐体。 そこに詰め込まれる機能性はとても重要なのは分かるのですが、なぜかオリンパスのデザインに惹かれてしまうのです。 最初は仕事でカメラが必要になり、某有名メーカーのコンパクトデジタルカメラを購入したところ故障続きだったせいか、なぜか嵌らずに時は経ち。。。次に友人に勧められて購入した単焦点のGRデジタルカメラで大嵌り。(笑) 最初は、使い難いわ、ズームは無いわ、埃が写り込むわで大苦戦。 でもここでカメラの面白さ

        • 好きなものを使う事(デジタルカメラ編)その1

          昨今のスマホの進化は素晴らしく、ほとんどの記録や映像表現はスマホで出来てしまいます。とは言っても、さすがにレンズ交換式のカメラと比べれば撮れる表現に差が出るのは物理的に已むをえません。 今回は、そんなカメラの話です。 私が主に使っているのはOMシステム(元オリンパス)と言うメーカー。 マイクロフォーサーズという記録方式が小さい規格のため、前後の映像がボケにくいのが特徴です。 最初はコンパクトさが売りだったのですが、昨今は各メーカーがコンパクトになってきているために優位性も

        ゼンマイ仕掛けを愛でる(腕時計編)④

          ゼンマイ仕掛けを愛でる(オルゴール編)その2

          前回のオルゴール編で、櫛歯を弾くのは「シリンダー」という筒状の物だと書きましたが、他にも円盤状の穴を打ち抜いたディスクを回転させて音を奏でるディスクオルゴールと言うものがあります。 ディスクに穴を打ち抜いた際、裏側へ突起物が出るのを利用しスターホイール(爪車)という歯車に引っかけて回すことで、シリンダーの代わりに櫛歯を弾いて音を出します。このスターホイールはシリンダーのピンよりも大きくストロークもあるために、普通のシリンダーオルゴールよりも音量を得る事が出来ますが、逆に故障

          ゼンマイ仕掛けを愛でる(オルゴール編)その2

          ゼンマイ仕掛けを愛でる(懐中時計編)

          さて、今までは腕時計の話でしたが今回は懐中時計(ポケットウォッチ)の話です。 腕時計はその名の通り、通常の生活の中で腕に付けているので行動に制限はありませんが、懐中時計はポケットが無いと携行できないため条件が限られます。 ただ逆に私はスーツの際、時間の確認をする時にスマホでなくポケットから時計を出すしぐさに憧れ、コレクションとして一つ保有しています。 所有するにあたって『懐中時計と言えば?』と検討した結果に選んだのが「ティソ」でした。 1853年創業の老舗であり、腕時計の他

          ゼンマイ仕掛けを愛でる(懐中時計編)

          ゼンマイ仕掛けを愛でる(腕時計編)③

          機械式時計の醍醐味として、ゼンマイ機構であるムーブメントの機能美が一つとして挙げられます。 主に機械式の動力としては「手巻き」と「自動巻き」の2つがあり、「手巻き」は読んで字のごとし香箱の中にあるゼンマイを手で巻くため、そのムーブメントの全容が見えるものが比較的多く、機械好きの心をくすぐるものが多いです。製造されたのは古いのですが、今でも私の中で最高の機能美として君臨するのは「ランゲ&ゾーネ」の『ダトグラフ』で、その姿はもう美術品としても通用する美しさだと思います。(その姿

          ゼンマイ仕掛けを愛でる(腕時計編)③

          ゼンマイ仕掛けを愛でる(オルゴール編)その1

          さて、機械モノでゼンマイが好きという話はしましたが、オルゴールが好きな理由は音色がキレイなことはもとより、シリンダー(筒)が櫛歯を弾くさまを見ていると時間を忘れてしまうほど飽きないから。 ちなみに、ゼンマイが収納されている動力部のパーツは、時計のゼンマイ部分と同じ「香箱(こうばこ)」と言うのですが、これは私見ながらお香って昔は重要な道具だったので、重要な物(ゼンマイ)を収納する箱として名付けられたのではないかと思っています。 基本的にメロディを奏でる櫛歯は、その本数が18

          ゼンマイ仕掛けを愛でる(オルゴール編)その1

          黒いブーツを履いて

          以前書いた記事で、革ジャンとともに学生時代は安全靴を履いてバイクに乗っていた事を書いたが、卒業前にバイト代を貯めて買ったエンジニアブーツを未だに履いていて、名前はと言うと「RED WING」のエンジニアブーツ2268(※現在のStovepipe 9268に当たる)で、PT83という1983~1990までに制作されたパターン(型)らしく、実に32年以上も履いていることになる。 よく、そこまで履いていると匂いがしそうと言われるが、これが全く革の匂いしかしないので、理由は履いた後

          黒いブーツを履いて

          革ジャンLover

          私は決してお洒落ではない。極端に物持ちが良い事もあるので、ファッションはオーソドックスなものを好むし、流行にも全く興味がない。だから、私に似合うかどうかでなく「流行ってますよ~」と服を勧めてくる店員さんは全く相手にしない。 そんな私でも10代の頃からバイクに乗っていたこともあってか、昔から革ジャンやブーツには縁があり興味があった。学生時代なんてお金がないから古着屋で安い革ジャンとジーパンを買って、靴は安全靴と言うスタイルがメイン。だから、自分にとって革ジャンやブーツはお洒落

          革ジャンLover

          ゼンマイ仕掛けを愛でる(腕時計編)②

          ここまで書いて気付いてしまったのだが・・・・・2回に分けるのであれば前編・後編にすれば良かったのに、なぜか数字でカウントしてしまった。。。 と言うことで、もしかしたら時計話は続きがあるかもしれません!(笑) さて、取り敢えず前回の続きで今回は腕時計として、機械式はフォーマル(正装)な高級路線がメインなのか?と言う話。 本来、機械式はクォーツ式時計に比べゼンマイや歯車などのパーツが多いため、一部の高額な機械式腕時計を除きその殆どが衝撃や水に弱いのだが、防水に関して潜水時計

          ゼンマイ仕掛けを愛でる(腕時計編)②

          ゼンマイ仕掛けを愛でる(腕時計編)①

          時代はデジタルで、音楽もレコードからカセットテープへと変わり、今やCDどころかネット配信がメインとなっている。 時間を知るのもスマホで足りる人が殆どで、今どき腕時計自体を付けていない人も多い。逆に腕に付けるスタイルに拘るのであれば、スマートウォッチであれば機能の豊富さは従来の腕時計の比ではない。 そんな中で私はアナログな機械モノに嵌っている。 ゼンマイで動くものとか大好きで、腕時計は腕を振って巻き上げる自動巻き・ねじを巻く手巻き式、と機械式の物をいくつか所有しているし、

          ゼンマイ仕掛けを愛でる(腕時計編)①