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福澤諭吉×TK工房 仮想対談⑩校則で髪の色を黒くさせるとかアホすぎるやろ

TK「今回は、現代でもホットな学校の風紀のお話を見ていきましょう」

今、日本で学校を評価する時に、「あの学校の風紀はこうや。向こうの学校の取り締まりぶりはああや。」とかいうて、世間の保護者はただこの風紀と取り締まりのことばっかり気にしてんねん。

そもそも、風紀取り締まりて何のこと言うてるんや。校則が厳しくて、生徒が堕落することを防ぐのに取り締まりが行き届いてることを言うてるんやろ。
こんなん学校の美点としてええんか。私は、これは逆に恥やと思うで。
西洋諸国の風紀は、絶対ええもんてわけちゃうねん。それどころか、見るに耐えへんひどいとこもある。けど、学校を評価するのに、風紀の正しさと取り締まりの行き届き具合だけをもって、名誉を得るなんて話は聞いたことない。学校の名誉は、学問のレベルが高いのと、その教え方がうまいのと、教師や学生の人間性が高くて言うてることのレベルが低くないことで決まるんや。

TK「先生。大変です。」

先生「どないした?」

TK「2017年の日本において、学校の校則で髪の色は黒じゃないとあかん、てゆうて生まれながらに髪の色が黒じゃない子供まで、黒く染めさせるという事態が起こってます」


先生「アホか!!!」


TK「アホなんだと思います。」


先生「本質をなんもわかってへんやないか。信じられへんわ。それで学校としてよく成立してるな。ちょっとほんまに『学問のすゝめ』を読んでくれへんかな」

TK「『学問しぃや』を勧めときます。」

次回に続く
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