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エセ関西弁に関西人がイラっとくる理由を考えてみた

エセ関西弁に寛容でない関西人について、Kayoreenaさんが、こんな持論を展開していたので、ちょっと面白いと思い

暇人な関西人TK工房は得意のADHDを炸裂させ、仕事をほったらかしてこの問題について考えてみた

ちなみにTK工房自体は非常に器の大きな男なので、エセ関西弁にも別にイライラしないということだけを先に述べておく

さて、関西人はエセ関西弁の何にイライラしているのか

①アイデンティティ
まず、関西人は関西弁に非常に強いアイデンティティを感じている。

このオモロイ関西弁は俺らのもんやから、よそもんがいちびって、真似すんなや!

というちっぽけなプライドがある。

完全にちっぽけ過ぎて泣けてくるが、悲しいかなこれが現実

そして、これ以上話を広げれないくらい、シンプルにアイデンティティであるということなので、次の要因を見てみよう。実は本題はこちら。


②音楽性の違い

なんのこっちゃ?と思うだろが、実はこちらのほうがメインの理由である。

関西弁とは、言葉そのものではなく、リズム(テンポ)を大事にしている。

それは発音そのものと会話自体の構成の両方を指している。

エセ関西弁とは残念ながら、本場の関西弁に比べて発音が違うため、聞いていてリズムが非常に悪い。

例えば、ラップを思い浮かべて欲しい。

めちゃくちゃリズムの悪いへたくそなラップが聞こえてきたら、イラっとしないだろうか。まさにこれである。

実は関西人は言葉を文字通りだけでなく、音として楽しむという高等技術を兼ねそろえているのだ

例えば、エセ関西人が「どないしたねん?」というエセ関西弁を使ったとする

すると関西人なら「そんな関西弁ないわ!いうとしたら、どないしてん?か、どないしたん?や」

と怒り出すだろうが、これは言葉の間違いを指摘するというより、リズムの間違いを指摘している。

それが証拠に、「それ何やねん?」と言うシーンで、「それ何どいや?」と初めて聴くワードを言われたとしても、別に怒り出さないし、「何やねん」ていう意味なんやろなぁとすんなり理解する

関西のリズムに乗っているからである

もしこれが「何どいどや?」だとすると

「"何どいどや"てなん何なん?」と不可解な顔をして聞いてくるだろう


リズムから外れているのである

非関西人には何を言ってるかわからねーと思うが、関西人だけは、「確かに」と思っていると信じている

ちなみに「何どいや?」は播州弁(兵庫の県姫路あたり)です


そして言葉単体の発音もそうだが、先にも述べた通り、全体の構成にも敏感である

全体の構成が悪いとリズムが悪いからである

よく「で、オチは?」と関西人が言うのも

最後面白くしてほしいということではなく、「どこで曲が終わったかわからんから、終わった合図がほしい」と言ってるのである

例えば曲を聴いていて、急に止まったら「え、止まった?何で?」となるだろう

しかも「これがこの曲の終わりです」なんて言われたら、「何でやねん!どこで終わんねん!」とイラッとするだろうがまさにこれが、関西人の言う「え、オチは?」である


実は関西人の中にも、こういう風にリズムが悪くて、何が言いたいのかわからん人というのは存在していて、そういう人はイライラされていることからも、関西人はリズムが悪いことにイライラしてると言えるのである


以上、結論としては

①関西人はリズムを大切にする
②関西弁を覚えたければ、言葉そのものよりリズムに重きをおく


知らんけど




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