スパイダーバースを観たぞ

去年の10月にスパイダーバースを観たんですが、そのときの感想をふせったーにしたためてたのを思い出したのでこっちに持ってきました。転載にあたってふせったーのほうは非公開にしてる……はず!

感想なので当然のようにネタバレ注意……とは思えどそんなにネタバレらしいネタバレあるか?といった感じ。

いや〜〜〜〜いま思い出しても本当に面白いし印象深い作品なのでまた観たいです。他のシリーズとかも


ここから感想

MARVEL作品にほっっっっとんど触れてこなかった女がちょっとした理由で視聴する機会を得たアレなんですけど
いやなんかほんとに……すごい……面白かった……2時間あっという間だったな……
ここのところ映画ってものにもとんと縁がなく過ごしてきてたので、なんかこうそういう意味でも本当に面白かった。語彙はない。面白かったです。


ネタバレのようなネタバレじゃないようなことを言うと、ヒーローは産まれたときからヒーローなわけじゃないんだな、ってのを改めて実感しました。わたしの大好きなやつなんですけどね、ヒーロー(または主人公)にも個人としての感情や情緒があって、失敗もするしいきなりうまくはいかない、だって昨日までは普通の人間だったんだもん、みたいな。
他のスパイダーなんちゃらさんたちも、今でこそこなれた振る舞いをしてるけどクモに刺されていきなりヒーローにされて、でも最初は全然それらしいことなんかできなくて……って経験に覚えがあったからこそ、マイルスを責めることはしなかったんだなあ。と思いました。コナミ感
ただその、ある種の同情まじりの共感とあの痛ましく思う視線ってのは出来ない側からしたらめちゃめちゃクるよなあ。って。ハ〜〜〜〜〜胸が苦しかった。

話は前後するけど、おばさんの地下基地みたいなとこでスパイダーマン・ノワールさんが「これ本人の目の前で話すこと?」って気を遣ってたの可愛いなって思いました。
あの人、カラーテレビが普及してない時代にいたからモノクロで、モノクロ世界の人だからルービックキューブが出来なかった(色がわからなかった)っての、キャラ付けとしてもコミカル描写としてもすごく印象的で、そんで可愛くてとてもよかった。
大塚さんの渋いお声とノワールさんの渋い立ち居振る舞いからくるそのギャップね、全世界が好きなやつです!

マイルスの覚醒からの流れはもうめちゃめちゃアツかったし本当にもう……すごかったな……
あと全体的な話ですけど、コマ送りみたいな独特の動きをさせつつ(よくある表現なのかもしれないけどわたしは初めて見た)(そして名前も知らない)、ところどころにアニメ調……アメコミ調?の描写や色遣いを挟んでくるのが、なんかこう視覚的にも楽しかったんですよね。見てて全然飽きなかった……
あんなふうに画面や動きとして違和感なく馴染ませることも出来るんですね。勉強になった。

キャラクターとしては個人的にグウェンちゃんがめっちゃ好きです。まず見た目が可愛いし、スパイダー・グウェンのスーツもフード付きかつカラーリングがめっちゃ可愛かった……天才的……
そして悠木さんは本当に声帯がいくつもあってすごいなって思いました。常々思うんですけど、ほんとあの人を天才と言わずして誰を天才と言うんだ……?しゃべるだけじゃなく歌えるのがすごいんだマジで、地声はどこや

あとスパイダー・ハムの「この仕事のつらいところは、全員は救えないことだ(うろ覚え)」っていうセリフが個人的にめちゃめちゃ刺さりました
あの辺の流れマジで神がかってたな……すごく、すごく印象深い。また見たいな

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