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フリーメイソンを見学してみた!陰謀などない”正しい”フリーメイソン

アヤシイ秘密結社?

「世界征服を企んでいる秘密結社」とか、陰謀説のイメージが強いフリーメイソンですが、実はそうでもないようです。

イングランド連合・グランドロッジが入っているフリーメイソンズ・ホールは無料で見学できたり、東日本大震災や熊本地震の際に支援活動をしているなど、彼らは意外とオープン

そのギャップにますます興味がわいてきたので、日本事務局を見学してきました。

本物のメイソンリーに会える!定期的に開催される見学会

東京タワーの向かいにある日本グランド・ロッジで、オープンハウスという見学会が定期的に開催されています。
応募も至って簡単。

1. 日本グランドロッジの公式サイトの「EVENTS」を時々チェック
2. タイミングがあえば、オープンハウスの案内が出ている
3. フォームから応募する
4. 写真付きの身分証を持参して、当日会場で受付

これだけです。簡単でしょ?

会場の場所

日本グランド・ロッジは、東京タワーすぐ近く。 東京メソニックセンターという建物にあります。
最寄り駅は日比谷線・神谷町駅と都営大江戸線・赤羽橋駅。
神谷町駅から徒歩6分、赤羽橋駅からは徒歩10分です。

オープンハウスの概要

大まかに、下記のようなプログラムでした。

- 現グランドマスターの挨拶
- フリーメイソンリーの概要
- 過去のグランドマスターのプレゼン(自分がメイソンになった経緯と、入会希望の方へのアドバイス)
- 普段は非公開の日本グランドロッジ内の見学

正しいフリーメイソンリー

名称

正式名称は「Free and Accepted Masons」。
組織名としては「フリーメイソンリー」で、そのメンバーを「フリーメイソン」と呼びます。
日本グランド・ロッジでは「フリーメイスンリー」、「フリーメイスン」と表記するので、以降はこちらで表記します。

フリーメイスンリーの起源

実際のところ、起源はよくわからないそうです。

一説に、中世イギリスの石工職人の労働組合と言われています。

オープンハウスで聞いた確かな情報としては、最初のグランド・ロッジは1717年6月24日に創設。
当時ロンドンに4つあったロッジ(活動拠点)が集まり、英国グランド・ロッジが設けられました。

日本のフリーメイスンリーの始まりは、江戸時代中期。
日本に最初にやってきたフリーメイスンは、オランダ人のティチングという人。
彼は長崎の出島に来日し、長崎のオランダ商館長を務め、高官や蘭学者と交流がありました。

日本初のロッジは、アイルランド・グランド・ロッジ傘下の「スフィンクス・ロッジ №263」。(名前がかっこいい)
1864年、英国の第20連隊の軍人たちによって作られ、横浜で活動していました。

現在の日本のフリーメイスンリー

メンバーは必ずいずれかのロッジに属します
日本ではロッジは全国に15(2016年11月現在)あります。

日本グランド・ロッジとは

今回オープンハウスで行った日本グランド・ロッジは、日本にあるロッジの本部事務局として機能しており、グランド・ロッジで入会はできません

普段のフリーメイスンの活動拠点はあくまでロッジ。

また、グランド・ロッジは基本的には一つの国に一つ、アメリカのような大きな国では一つの州に一つ存在。

しかしイングランド連合・グランドロッジが総本部ということではなく、対等にお互いを認め合い交流を行なっているそうです。

各国でかなりローカライズされているようですね。

活動内容

- 月一程度の定例会
- 親睦会
- チャリティー活動

もう少し具体的には、

- 熊本地震や東日本大震災の支援活動
- メソニックこどもまつりなど、地域交流イベント開催や支援
- ホームレスへの炊き出し
- 外国人墓地の清掃

・・・etc。

簡単にいうと、「大人のボーイスカウト」という感じでしょうか。
陰謀の”い”の字も出てこず、むしろ彼ら自身がネタにしているくらい。

日本にどれだけメイスンリーがいるのか

全国で2000人だそうです。ほかの国に比べてかなり少ない。

年配のメンバーの方いわく、「先進国で陰謀説がこんなに定着しているのは日本くらい。海外では親族誰かしらがフリーメイスンは当たり前で、ロッジの場所を尋ねるのは郵便局を尋ねるのと同じ感覚。」

メイスンがもっと身近にいる環境だと、都市伝説のイメージを抱いている人はそう多くないのかもしれません。

フリーメイスンリーにはどんな人がいる?

オープンハウスに参加したメイスンはみな、当たり前ですが普段は別で仕事をされています。
翻訳会社勤務、自動車部品メーカー勤務、シェフ、IT系など本当にさまざま。
決して名士とかお金持ちしか入れない、ということではないようです。
メンバーの年齢も、今日見た限りでも30代〜60代と幅広いです。

どんなモットーとかルールがあるのか

- 最大のミッションは「良い人をより良くする」。一人一人が活動を通し、交流を深めながら、自分を高めること。
- 政治と宗教の話はしない(メンバー間の不調和を招くため)
- 勧誘をしない
- 宗教・政治活動をしない
- 家族の絆を尊重する

政治と宗教の話はしないというのは、メンバー間の不調和をおこさないためのルール。
厳守ではなく、すすんで話題にしない程度とのこと。

階級

メイスンには3階級あります。

- 第1階級「Entered Apprentice(エンタード・アプレンティス=徒弟)」
- 第2階級「Fellow Craft(フェロー・クラフト=職人)」
- 第3階級「Master Mason(マスター・メイスン=親方)」

まず入会した人は”Entered Apprentice(徒弟)”になります。
時が経過するにつれ、先輩からのレクチャーがあり、試験を通過して昇級するようです。
入会式や昇級の際には、なにかしらの儀式をするそうです。
一度死んで生まれ変わることを象徴したパフォーマンスを今でもやるのでしょうか?

入会する手順

メイスンになるには、次のような入会資格がいります。

- 成人男性で法的に自由であること
- どこかの宗教に入信している・していないに関わらず、「何らかの超越した存在」を信じていること。
※無神論者は入会できません。
- 二人のマスター・メイスンによる推薦
- 一定の収入がある、定職についていること。家族がいればちゃんと扶養にいれている。

そして何よりも自分の意思を重んじるため、自分からなりたいと思うことが大事です。

入会したくても、知り合いにメイスンがいない…

そりゃそうですよね。勧誘もしてないし。

なのでロッジのwebサイトをチェックして、こういったオープンハウスや親睦会に行ったり、あるいはチャリティー活動はオープンにやっているので一緒に参加したりして、メンバーとの交流を深めましょう。

年会費

横浜のFar East Lodge №1では、初回のみ入会金が60,000円、年会費が10,500円とのこと。

オープンハウスに行ったみた感想

今回のオープンハウスで知ったことはほんの一部で、もっと具体的なことは各ロッジの親睦会なりに参加してみないと、雰囲気がつかめないようですw

ただ、普段は非公開の日本グランド・ロッジの内部を見れましたし、グランド・マスターというグランド・ロッジの代表の方と話ができる貴重な機会でした。

訪問当時のグランド・マスターの猪俣さんは特に、正しいフリーメイソンの姿を知ってもらおうとオープンな場作りや広報に力を入れていて、気さくな人柄でした。
(グランド・マスターは1年おきに交代する役職のようです。引き継ぎが大変そう・・・)

ご興味がある方は1度オープンハウスに行ってみてはいかがでしょう。

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