蟻に魅了された男

文章を書くのは初めてでだらだらと書きすぎてしまった部分もあり、長いとは思いますが読んでいただけたら嬉しく思います。


皆さんも絶対に目にした事があるであろう虫、アリ。

大人になると人は足元で必死に暮らしている虫になど興味もなく、気にもしないであろう。

自分もその中の1人であった。

そんな自分は春の暖かい日に公園に散歩にいっていた。

豊かな自然、暖かな日差し、とても気持ちが良かった。

そんな中、自分はとある生き物を見つけ、興味が湧いた。

その生き物というものが、

アリ

アリは人にとって最も身近に見られる虫ではないだろうか。

アリはとても力持ちで、自分の体の何倍もある物を持ち上げることが出来る。

その姿はとても力強く、自分は心惹かれた。

そんな中ずっとアリを見ていると、巣からよく見る働きアリとは違ったアリが出てきた。

一回り大きく羽の生えたアリ、頭が小さく羽の生えたアリ

そう、新女王と雄である。

アリはある程度働きアリの数が増えてくると、女王アリや雄アリを生産するらしい。

そしてアリの種類ごとに差はあるが、決まった時期に雄アリと新女王アリが巣から飛び立ち、結婚飛行というものを行うのだ。

結婚飛行をして、雄アリと交尾を終えた女王アリは自ら羽を切り落とし、巣を掘る。雄アリはそこで死んでしまう。

アリがどのように個体数を増やしているのか知らなかった自分はそれを見てとても感動した。

自分は昔から生き物が好きだった。子供の頃から、猫や犬、ハムスター、グッピー、トカゲ、等々様々な生き物を飼ってきた。

そんな自分はふと、アリを飼ってみたいと思い始めた。

今どきはとても便利なもので、スマホ1つで色々なことが調べられる。

直ぐに自分は「アリ 飼い方」と調べた。

するとすごく詳しく飼い方が書いてあった。

早速自分は翅を落とした女王を捕まえ、家に帰った。

そこから自分のアリライフは始まった。

少しして女王アリは卵を産んだ。

卵が孵り幼虫になった。女王が口移しで栄養を与え、世話をしていた。

自分の中で虫は親が子育てをするイメージがなかったのでとても新鮮だった。

そのうちに蛹になり、働きアリがうまれた。蛹から出てきたばかりの働きアリはまだ白くとても綺麗だった。

餌は蜂蜜、メープルなどの蜜えさ、蚊や、餌用のコオロギなどの肉えさを与えた。

順調に成長して働きアリが増えていくのがたまらなく嬉しく、そしてこの上ないほど楽しかった。

いままで自分の見た事がなかったアリの営みをみることができるのはアリ飼育の大きな魅力のうちの1つであろう。

皆さんも少しだけでいい。足元をよく見てほしい。気づいていないだけでそこでは小さな生き物たちが必死に暮らしているかもしれない。

ムネアカオオアリ

アメイロアリ

クロヤマアリ


#キナリ杯 #アリ #虫

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