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世界最強記憶術 場所法(読書ログ)

本日は、こちらの本を紹介したいと思います。

著者の平田さんは、世界で行われている「記憶力競技」の第一人者。そんな平田さんが使っている記憶術をまとめた一冊になっています。

本書の概要

モノを覚える方法には、脳の仕組みを活用した、理論に基づく再現性のある技術があるのです。本書ではそれを丁寧にまとめており、それを活用することで、誰でも身に着けることができる「スキル」として紹介してくれています。

本書の前半では、平田さんが参加している「記憶力競技」およびそこで使われている様々な記憶術の説明&習得方法を紹介しています。

そして後半では、その記憶術を日常生活で応用する方法を紹介してくれています。

本書を読むことで、記憶の奥義とその活用法を学ぶことができるのです。

さまざまな記憶術

本書では、記憶術として大きく以下4つの技を紹介しています。それぞれ、概要を紹介していきます。

ストーリー法
ものがたりを作り、モノと順番を覚える方法。
最も基礎的な技術であり、何にでも応用可能。

数字の記憶術
数字の記憶に特化した方法。
この術を身につければ、数十~数百桁の数字を数分で覚えることができるようになります。

タグ付け法
人の顔と名前を覚えるのに最適な記憶法。
人の名前以外にも、英単語や資格勉強などの暗記系科目で活用できます。

場所法
新たに覚えたいものを、あらかじめ自分で決めておいた『場所』に存在するというイメージを作ることによって、順番を覚える方法。
準備および習得にひと手間かかるが、使いこなせれば何でも覚えられる最強の記憶法。

うち、最強と言われている記憶術「場所法」について、もう少し掘り下げた紹介をしていきます。

最強の記憶術:場所法

場所法とは、事前に脳内に準備した「場所」に、覚えたい「モノ」を配置したイメージを作ることで、モノを記憶する方法です。
単語を文字列として覚えるのではなく、鮮明なイメージとして記憶することで、「大量に」「順番通りに」覚えることができるようになるのです。

この記憶法、少なくとも約2,500年前には既に使われており、学術的な裏付けもされている、れっきとした技術なのです。

場所法による記憶は、以下の3つの手順で行います。
・下準備:覚えたいモノを配置する場所を準備する
・記憶する作業:場所に覚えたいモノを置いたイメージをする
・思い出す作業:場所を順番にたどり、覚えたモノを取り出す

本当は、ここで詳しくお伝えできればと思ったのですが、全てをきちんと説明しないと「場所法」の本質を伝えることが難しく、ここでの説明は断念しました。詳しく知りたい方は、是非本書を読んでみてください。

さいごに

「記憶力は技術であり、身に付けることができる」という事実は、私にとって中々の衝撃でした…!

本書の中で紹介されていたうち、「ストーリー法」と「場所法」については、日常の中で少しずつ使いながら、技として身につけたいと思っています。

詳しく知りたい!と思った方。ぜひ、本書を読んでみてくださいね。


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