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6つのメガネの交換日記 22通目 〜歴史は今日につながっている〜

年齢も仕事も性格もバラバラ。
大人6人による「6つのメガネの交換日記」、22通目です。

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5人のメガネたちへ

あっという間に、2021年も折り返し!ですね。お元気でしょうか??
5月のZOOM会でみなさんに相談したカラー診断、受けたんですよ~!自分を客観的に分析されるなんて中々ないので、面白かったです。今回はオンライン診断だったので、対面でもいつか受けてみたい!

のぞみさんの日記を読んで、家族と言えど、信頼関係は作り続けていくものと、改めて気づかされました。職場や友人関係では気を付けるのに、身近な人には「これくらい分かってくれるだろう」「言わなくても伝わるだろう」とぞんざいに接してしまいがち・・・互いに心地良いコミュニケーションを重ね、関係を耕していきたいものです。


さて、みほさんのお題

「2021年上半期の課題図書orおすすめの一冊は?」

私が最近読み始めた本が、こちら。

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中学生向けの、アメリカの歴史の参考書です。氷河期から9.11まで網羅されています。


私が住んでいるのは、どんな国なのだろう

ニューヨークに住み始めて5カ月ほど。英語初心者なことに加えて、文化面でも分からないことがたくさんあります。

なぜ、ダンキンドーナツ(アメリカ随一のドーナツチェーン)はあんなにも愛されているのか。
なぜ、洗濯機が部屋についていないのか。
なぜ、アジア系住民へのヘイトクライムは起こっているのか。
Cinco de Mayo, Memorial Day, Juneteenth・・・色んな祝祭日の由来は?

文化、慣習、時代の空気、考え方・・ここで暮らす人が、自然と身に付けて理解しているであろうことを、少しずつ知っていきたいと思いました。

そんな中、少し前から「コテンラジオ」という歴史系Podcastを聞いています。おかげで、受験勉強の一環でしかなかった「歴史」との距離が縮まり、興味が湧いてきました。ニュースを見ながら、「なぜこれが起こったんだろう」「どこに影響しているんだろう」と考えるようにもなりました。
(↓こちらで詳しく書いています~)

歴史に興味がある。縁あって暮らしている国のことを知りたい。こんな思いで手に取ったのが、この本だったのです。


歴史は今日につながっている

高校世界史でアメリカ史上の主な出来事をさらっているとはいえ、一国の歴史としてじっくり読むのは、新鮮で面白いです。中学生向けということもあり、挫折しないで読めるレベルなのも良かったみたいです(笑)

意外な?落とし穴だったのが、地理。
アメリカの中学生なら知っているであろう、国内の地理、アメリカ北米大陸や島々の位置関係を、私はちゃんとわかっていない。「アリゾナってどこ・・・」「ミシシッピ川ってどこ・・・」と、本と一緒にGoogle Mapも開くようになりました。


さて、最近読んだ16世紀あたりの記述で、奴隷貿易で多くの黒人がアメリカに連れてこられた経緯が説明されています。その中で、奴隷制度と人種差別の関係が語られていました。それを読んで思い出すのは、昨年のジョージ・フロイドさんの死をきっかけに激化したBlack Lives Matter運動。日本でも報道されていたし、SNSで関連の投稿もよく目にしていました。奴隷制度がない今でも、依然として人種差別がある。頭では分かっていました。

ニューヨークに来てから、ジョージ・フロイド事件の裁判の報道や、街中でBlack Lives Matter運動のポスターや献花を見かけるようになりました。日本にいるときよりも人種を巡る問題を、より身近に感じます。こうした問題は今噴出したものでは決してなく、過去の出来事と確実につながっている。歴史を知ることは今を理解することなのだと、身をもって思い知ります。

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本の中では、やっと独立につながる13の州が誕生したところ。まだまだ先は長く、上半期・・・では読み切れなさそうなので、2021年の課題図書として読んでいこうと思っています。


次は、あるまさん。
お山の様子はどうでしょうか?果樹がたくさんあるとのこと、フルーツがおいしい季節かな、など想像してしまいます。(こちらでは桃やスイカが並び始めました!)本のお話も、楽しみにしていますね^^

2021.06.21 るこ

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