1番好きな作家

1番好きな作家は、中村文則さん。

初めて読んだのは、『何もかも憂鬱な夜に』だったと思う。学校の図書室で、タイトルに惹かれて借りた。

これはまだ柔らかい?方だと思うけど、中村さんの本を読んで気分が良くなるようなことはあんまりないんじゃないかと。笑

人間の本性とか、欲望とか、心の奥底にある暗い部分を引っ張り出すような、感じがする。(語彙力)

自分はしょっちゅう病む人間ではないけれど、やっぱりどこかこの世界に、特定の集団ではなく漠然とした世界に馴染めない部分があって、中村さんの本を読むと、ああそれは自分だけじゃないんだな、て思えるから好きなんだと思う。

何かの本の主人公も同じこと言ってた、気がする。『土の中の子供』??

エンターテイメント的な意味で面白いかと言われると、ちょっと(だいぶ?)違うし、どういう人におすすめしたら良いかもわからんけど、答えの出ない「自分」という存在についてひたすら考えてしまうような人?が読んでるのかな。知らん。

言葉では言い表わせないけど、中村さんの本には一定数の人間が何故か惹かれてしまう魅力というか、中毒性?があるんだと思う。

『教団X』を友達に「何読みよるの?」と取り上げられたときはちょっと焦った。笑