おもしろいを考える。

笑わせるってのは、ほんとうに至難の技だと思うのです。

ギャグ漫画を読めば必ず笑える、とはかぎりません。お笑い番組も、おもしろ系Webサイトもです。

USJで記念撮影のバイトをしてたことがありますが、全力でやってもすべるときはすべるんですよね。行かれたことがあればご存知かもしれません。USJには記念撮影をしてくれる場所があります。

その勢いや新人芸人のようです。すごく熱くシャッターを切ってくれます。もちろんきらっきらの笑顔にするためなんです。それでも、どんなに全力でもすべるときはすべります。

それはたぶん「相手を置いてけぼりにしているとき」だったかなと思います。

ハイテンションでの撮影は、業務上のテンプレでもあるわけなので、予想される笑いをつまらないと感じるひとはきっと笑ってはくれません。笑うよりも相手に一線を引かせてしまったら、挽回するのってむつかしいんですよね。

お約束のオチをたのしむひともいますから、わるくはありません。でもきっと一番たのしませるのは「いい意味で予想を裏切る」ことなんでしょう。

おもしろい漫才でも、ひとつのネタでいくつかはオチが読めます。めっちゃおもろい!と感じるのは読めないオチがちゃんと入ってる場合かなぁと。このときにやっと、相手を置いてくのではなく連れて行くになるんだと思います。

おもしろい、って自分を巻き込んでくれるものだけなんだよな。

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