転んだあとに、杖がいる。

・先に困ったことがないと、ひとは技術を身につけない。

私の趣味は生きものを観察することです。仲のいい友人にはマニアックな部分を語ることもあります。おおっぴらに発言すると引かれるので、そこは人間らしく微調整しております。

いっぱい生きもの小話があるんですが、唐突に「このネタ、絵にした方がぜったいおもしろい」と描きはじめました。それがもうぜんぜん描けない。高校の選択科目は美術をとるくらいにはすきなはずなのに、まったくだめ。

でも、おもしろいんですよねーこれが。描けないことが苦ではない。何年か前に「毎日描いてうまくなる!」と始めたときは3日も待たずに続きもしなかったのに。それはシンプルな答えでした

だっておもしろくなかったから。リアルに描写できても目的がなかった。絵が描けたらどうするかばかり考えてた。描けてもやりたいことがないなんて、そりゃあ続きませんて、あんさん。

英語が話せたらどうしよう、とまったく同じ現象が起こってました。話せたらどうしようじゃない。一目惚れした相手が日本語ぜんぜんわからないアメリカ人だった→だから勉強はじめた、とかがしっくりきて実行に移せる原動力なんです。

身につけたい能力はほんとにほしいものか、考えてみたほうがよろしいということなんでしょう。大抵は毎日英単語を覚える決意が続かないように挫折してしまう。

挫折をする前に「それ、ほんとに必要かなぁ」の問答はやってみるといい。多くはその問答をかけた時点で必要なかったりするこが多いようです。


わたしの動物ネタは絵のほうがおもしろいから絵にしてみたいだけです。そこにおもしろい以外の理由はないので(描けたほうがかっこいいとかそういうの)続けられる可能性が高そうです。

仕事にも生活にも必要じゃありません。


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