数なのか質なのか。

・数をこなすことは、最初の自信のためにある。

数をこなすってとてもだいじだと言われます。数をこなせば見えてくる。それが良いかわるいかわかってくるし、判断が早くなってくる。

でも質の問題もあるわけです。中身がうすいのにぺらっぺらでいいのか。熟考されなければ意味がないんじゃないか。

おそらくどちらも必要なんですよね。数はいるし質もいる。

それでも最初のさいしょだけは量だと思うんです。私にかぎりかもしれませんけれど。

習字を習い始めたときはひたすら「一」を書くように、ピアノの習い始めは片手から覚えるように、こどもの段階であるときは数なんだと思います。クオリティーの危機にさらされることもありません。

大人になるとややこしいのは「自信のなさ」が加わってくることにあります。なにか始めるとき「できなかったらどうしよう?」からスタートするんですよね。こどものころはそうでもなかったと思うんです。

仕事ははじめから質の良さを求めてしまう。相手からも仕事だからと求められる。

いきなり高品質からは入れない平凡な私には、まず「続けられる」という自信がほしい。

いろんなことをよく「よし!今日から毎日やるぞ!」って意気込んではじめるんですが、続かないんですよね。この小さな挫折にも有効だと思うんです。ひそかにためてしまってる気がするんだよなー。

どこかの段階から数だけではだめですが、ほんとに最初、あかちゃんくらいの段階は数だと思います。



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