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【年下彼氏】よく眠る彼が眠らない日。(なれそめ②)

今日はゆっくり記事を書こうとおもっていたのに、朝になってしまった。笑

基本的に、イチゴさんは寝つきがとてもよくて一度寝たら起きないし、8時間はキッチリ寝たいタイプ。
わたしは、寝つきが悪くて眠りも浅く、3時間程度で起きちゃうタイプ。

必然、わたしはイチゴさんの寝顔を頻繁に見るけど、逆は少ないようで、朝方ぐらいにようやく眠気のやってきたわたしがお布団に入って眠っていると、ぼんやり目覚めたイチゴさんはわたしの寝顔が珍しいのか、おでこにチューとかしてくる。
で、やっと寝かけたわたしは起きてしまうというオチ。笑

今日も、いつものようにイチゴさんが寝てから夕食の片づけをしたり、お弁当を作ったりということを、動画を見たりSNSを開きながらノラリクラリとやっていたわたし。
2時半くらいにいろいろ片付いて、さてブログでもと思ってPCの前に座ったところで聞こえてくるイチゴさんの、
🍓「サクラ~、何してるの・・・?!」
という声。

何してるの?!=こっち来てよ!ということなので、お布団に行った。
転がって、いつもなら少しくっついてゴロゴロとしていれば再びイビキをかきはじめるイチゴさんだけど、今日は寝なかったなー💦
お母さんか、わたしは。笑
ちなみに、わたしが眠れなくて唸っているときは、「しょうがないなあ」なんて抱っこして寝かしつけようとしてくれるんだけど、だいたいイチゴさんのほうが先に寝落ちてる。笑


ただ、たまにあるんだよなあ。
突然の不眠🍓。

鋼のメンタルを自称するイチゴさんだけど、眠れなくなるときはだいたい精神的なもの。
近いところでは、つい先日ちょっとしたSNSトラブルがあって、まあそれはまた今度書くけど、その時も眠れなくて夜中まで起きていた。

あと、あれはお付き合いをする3日前ぐらいだったなあと思う。
なれそめの続きを書こうと思うんだけど、今日そこまで行けるかは微妙。笑


イチゴとサクラのなれそめ②

とりあえず、、、前回までの続きはこちら↓

登場人物をおさらいすると、

K→バイト先のバイト。40代半ば。当時の本職はバーの雇われ店長。女たらしだが、強要はしない。かまちょ。歌はうまい。

Mちゃん→Kの不倫相手。都会から田舎にお嫁に来たビッチ()かなりクセの強い性格をしている。サクラの顔が大好き。

Sちゃん→イチゴさんの1個下。NANAとか好きそう。マキシマムザホルモン好き。Kのバーでバイトをしている。わたしの行きつけの歯医者の受付もやってた。笑

2020年の年明けから3月いっぱいまで、ウィークデーは別の町でホテル暮らし、週末だけこっちに帰ってくる感じになっていたイチゴさん。
その間、一切連絡はなかった。
でも別に、イチゴさんと遊びたいとも思ったことはなかったし、連絡がこないならそれはそれで別に、という。
ほんとに興味なかったんだろうね。笑
その頃に気付いたのが、当時は実家暮らしだった、わたしの家とイチゴさんの部屋が徒歩3分ほどの距離だったということ。
なので、近くを通るときに、そういや何してるんだろうな、ぐらい思ったことはあったけど、ほぼ気にしてなかった。

そして、何月だったか忘れたけど、2020年の年明けから3月までのどっかで、
一度、イチゴさんが女の子と、わたしやKのバイト先にご飯を食べに来たことがあった。
Sちゃんね。
イチゴさんは、お昼にお店に来るときは職場の人とだから軽い挨拶や目くばせ程度、夜に来るときにはカウンターに座ってKとお喋りしてることが多かった。
この日もSちゃんと一緒にカウンターに座ってた。

わたしは、あぁ、付き合ってるのかな?って。年も近いしお似合いだな、と思ったのが最初の感情だった。
ただ、わたしはSちゃんが苦手だった、、、なぜなら、バカだから。笑
話の要点を理解して貰えない、同じ会話がループする人というのは、性別年齢にかかわらず苦手なんよ。
どうやらこの日は、Sちゃんの用事で都心まで出かけてきたとのことだった。イチゴさんがあっしーにされたってことね。笑
この時点で、付き合ってないにしても、Sちゃんはイチゴさんのことが好きなんだろうなというのは見てすぐ気づいたし、イチゴさんも満更でもないのかな??というか、たぶん基本誘われたら断るタイプじゃないんだろうなって。

話が前後しちゃうけど、前回書いた初対面の人狼ゲームの時に、好きな人がいるかという話になって、
イチゴさんは「好きな人というか、、、気になる人なら15人ぐらい居る」とか言ってた。
ちょっと言ってる意味がわからなかったけど、一応、恋したい気持ちはあるんだろうなっという感想を持った。

話は戻って、
カウンターでご飯を食べつつの二人の会話。
S「ほんとはこのスマホケースの、ここの部分がいやでぇ、、、」
🍓「新しいの買えばいいしょ」
S「んでもぉ、他の部分は気に入ってるけど、ここだけ嫌なの。こーゆー飾りがついててほしい~」
🍓「サクラちゃんに頼んだら?たぶんやってくれるよ」

🌸「(わたしに振るなwwww)・・・時間あったらやったげるね😊」

S「サクラさん、今度わたしと飲みに行きましょー❤」

ごめん、、、バカは苦手なんだ、、、、疲れるからな、、、。
というか、今書いてて思ったけど、この時点でイチゴさんは、わたしの手先が器用なのに気づいていたのかな?
まだそんなに付き合いもなかったはずだけど、わたしがセルフネイルしてたり、ハンドメイドのアクセサリーを身に着けたりしてることから読み取ったんでしょうかね。

そんなことがあったけど、わたしは別にイチゴさんのことは気にも留めずに日々を過ごしていた。

3月の終わり頃、イチゴさんが有休消化で毎日暇すぎる日々を送っている、ということをKが言っていた。
んで、仕事の後でイチゴさんと食事に行くから、一緒にきてほしいと。
わたしは相変わらず趣味で忙しくしていたので、「えー」って言った。けど、どうやらイチゴさんが落ち込んでるだかで、話をきいてほしいと。
しょーがないなあと言いつつ、職場の近所の居酒屋さん(人狼メンバーがやってるところ!)に行って。
どうやらその日、Kは嫁の機嫌をとったりMちゃんと遊びたかったりでバタバタするから、わたしに話を聞いてやってくれということだった。

席についてすぐKはどっか行っちゃって、イチゴさんと二人きりになって、
(どうしよう。)
って、思った。

イチゴさんが言うことには、年明けからSちゃんと遊ぶようになって、セフレ関係になったと。
わたしの感覚からすると有り得ないけども、一応擁護すると、Sちゃんはかなり色々な人と関係をもっていた。
(K曰く、「Sはバカだよ。俺が送ってっても部屋にあがってとか言うし、その場で脱ぎ始めることもある。その時は俺にその気がなかったからいいとしても、誰にでもそーなんだろうな」だそうで。ま、この一か月後にSちゃんはKとも関係するんだけどね。笑)

でもやっぱり、お付き合いしてないのにセフレ関係というのはわたしには理解できない。

イチゴさんが続けて曰く、
一週間ほど前、Sちゃんにコクられたと。
少し悩んだけど、OKしたと。

で、そのOKした次の日に、イチゴさんは15人くらいいる「気になる人」の中の一番最上位に居るひと(推しってやつ)と、遊びに行く約束をしていたと。
その推しさんとは男女の関係ではなく、ただ買い物をしたりちょっと遊んだりするだけの仲で、Sちゃんにコクられる前から約束をしていたと。
自分にはそういう、身近な人を推しと置いて、アイドルにそうするような感情で接するところがあるわけだけど、Sちゃんと一緒にいるとき、お風呂に入ってる間にSちゃんにスマホを見られて、その推しと遊びに行くことがバレてしまって、
約束は約束だと言ったら、Sちゃんにフラれたと。
たぶんお付き合い日数2日ぐらい。笑

🍓「だってそれは俺の推し活みたいなものだから、それは前々から約束してたし一番の推しだし、、、」
それでフラれたことが解せぬといった様子で落ち込むイチゴさん。
コクられて付き合ったのに、理解してもらえなかったと。

わたしは、
(どうしよう)
って思った。2回目。

だって、わたしも、イチゴさんの言うことが1mmも理解できなかったの。笑
わたしだってSちゃんの立場ならそうしてる。
推し活はわかる。わたしも二次元キャラに対してだったり、愛でてお金や時間を使っていた。が、それを身近な女の子に置いて……というのが、恋愛感情と違うといくら言われても、この時点では理解できなかった。

ただ、落ち込むイチゴさんを前に、、、とりあえず励まさねばと思って、
「🍓くんがそうだって言うなら、わかってほしいよね」
なんて、自分でもよくわからない声のかけかたをした。
「そうなの!」
と、応じてはうなだれるイチゴさん。
わたしは、Kがはやく戻ってくるように願っていた。笑


その日はゴハンだけで解散だったかなあ。

その後、わたしはどちらかというと、Mちゃん(Kの不倫相手ね)の相手をすることが多くなった。
Mちゃんはわたしと遊んでいることにして、Kと会うの。そのために一応、わたしと約束をするみたいな。
Mちゃんはキツイ……ってことはないんだけど、都会的な性格なので、この田舎じゃそりゃ友達もできないだろうなと思った。Mちゃんはわたしの顔が大好きで、サクラちゃん可愛い可愛いといって、バシャバシャとわたしの写真を撮っていた。
ま、アリバイ工作かもしらんが、熱弁してたのでたぶんまあ、本当だろう。

前回書いた理由で、用事のある時なんかは断ってたけど、二人のアリバイ工作に加担をすることは、感情面ではそう嫌でもなかった。
同時に、わたしはKが店長をしているバーに行くことが多くなった。

というのも、普段、わたしはよく友達とスカイプ等でおしゃべりをしながら絵を描いたり作業をしたりすることが多かったんだけども、この時期は普段お喋りをしていた友達のほうがいろいろと環境が変わって、時間が合わなくなっていた。
なので、Kのバーに行って、カウンターの隅でタブレットでガリガリと絵を描いていたわけ。ちょっとお酒を飲んだり、そのお店はカラオケもあったので、気が向いたらちょっと歌ったりしていた方が、作業は進むからね。


そこでよくイチゴさんに会った。
そして、イチゴさんはよく、こっそりわたしの分の会計を済ませていることが多かった。というか、一緒に居たらほとんど払ったことなかったんじゃないかなあ。

後で考えたら、「推し」はたぶんキャバ嬢だし、女の子にお金を出させるものじゃないみたいな感覚がイチゴさんにはあったのだろう。
が、わたしはキャバ嬢ではないし、年下にオゴられるのもあまり趣味ではない。

なので、Kに何とかしたいと言ったら、煙草でも差し入れれば?ということを言われて。
なるほどと思ったけど、イチゴさんの吸ってる銘柄は近所になくて、まあまあ探し回るハメになった……、その頃から、わたしのカバンにはいつもイチゴさんの煙草が入っている状態になった。

バーで作業をして、帰ろうというときにイチゴさんが会計を済ませているのに気づいたら、
「また勝手に払って!!」って煙草を投げつけるの。笑
「なにさー!」って言いながら、イチゴさんも楽しそうだったけどね。
そんな感じでちょっとずつ仲良くなるうちに、バーで作業するときはいつもイチゴさんの隣に座るようになった。

イチゴさんもいつも一人で飲んでいた、というか、Kとお喋りをしたくて行っていたわけだから一人で行ってたんだろうけども。
わたしも一人で行くけど、何せわたしは美人なもので、よくほかのお客さんに絡まれてしまうわけ。
心底鬱陶しいし、作業をしにお店に行ってるのに絡まれると本当に迷惑だということをKも察してくれていて、わたしを壁際の席に座らせて、その隣にイチゴさんを置くように配席してくれてたわけ。
おかげで、絡まれる頻度は一気に減った。


そうそう、このKのお店でバイトもしていたSちゃんだけど、わたしがちょいちょい行くようになるのと入れ違いのように、バイトを辞めていた。
理由は、Kと体の関係をもってしまったこと。
Kの話だからどこまで本当かは分からないけど、Sちゃんを仕事終わりに送っていったところ(Kはお酒を飲まないのでね)まあ、誘われたと。Kは、「いいのか、なかったことにできるか?」ということを念押しして、Sちゃんの同意のもとでことに及んだと。でもSちゃんのほうが後日やっぱり無理ってなって、バイトはやめることになったんだって。
ただ、お客さんとしては時々顔を出しているようだったから、Kが無理やり~なんてことはなさそうだよね。
イチゴさんは時々、「Sのマキシマムザホルモンが聞きたいな~」とか言ってた。Sちゃんの振り切ったバカっぷりが好きなようだった。
幸いなことに、わたしはエンカウントしたことがなかった。

一度、Mちゃんと一緒にいるときにSちゃんがお店に私物を取りに来て、Mちゃんとも親し気に話していたことはあったけどね。
Sちゃんとイチゴさんが一緒にいるところにわたしも、という事態が避けられたのは行幸に他ならない。笑


そんな感じで、わたしはほぼSちゃんの存在を忘れて、作業がてらにお店に行くことが多かった。
わたしは別に、イチゴさんに気を配るわけでもなく自分の作業をしているし、イチゴさんも無駄に話しかけてきたりは一切しなくて。
時々ちょっと話したりはしたけど、作業の邪魔になるようなことはなかった。
たまに、店内でバカ騒ぎをしている人の歌があまりにも下手で耳障りな時なんかは、わたしにそっとデンモクを差し出してくることがあるぐらい。笑
🍓(ちょっと、サクラちゃんの歌唱力で黙らせて)
ってな具合でしょうね。

この空間は、とても心地が良かった。

それもこれも、わたしはイチゴさんと恋愛関係になることは絶対にありえないと思っていたから。
自分がそうなることもないし、イチゴさんがわたしに恋愛感情を抱くこともありえないだろうと思った。
わたしが一見20代に見えることは置いといても、イチゴさんはわたしの本当の年齢を知っているわけだからね。

彼の恋愛観も理解できなかったし、この時点で彼の「推し」さん=フツーに「好きなひと」なのだろうと思っていたから。
だって車のナンバーだってその子の誕生日だったのよ。

相手が自分に恋をすることはありえない、というのは、わたしにとってこの上ない安心感だった。

あと、家が近所だったので、この頃からたまに一緒のタクシーで帰るようになった。
この頃だったかなあ……。
イチゴさんは本当に面食いなので、お店の中にいる女の子が「ブスばっか!」と嘆いていた。俺の推しはあんなに可愛いのに的な感じで。笑
あまりにもそんな話ばかりしているから、ある日、興味本位で聞いてみたんだ。帰りの車の中で、
🌸「じゃあ、イチゴくん基準で言うとわたしはどこらへんなの?(笑)」
🍓「上の下かな!俺基準だけどね?!」
イチゴさんは「失礼なことを言ったかな」という顔をしたけど、わたしは別に彼がわたしの顔をどう判定しようが、心底どうでもよかったので、
(推し以外に「上」の判定を出してるのは初めて聞いたな)と思った。
彼のこの判定はピラミッド型なのも知っていたから、70%以上が中以下の判定をされるわけだし、お店の女の子をとことん「中の下」以下に判定していたからね。

この話をしたのもこの頃だったかも。
これも帰り道の車の中で、
🍓「(お店の他のお客さんに対して)あーゆーの本当に無理!!バカすぎる」
🌸「わたしも、、頭のいい人じゃなきゃ無理だなあ」
というやり取りがあった。
わたしとしては、ふつうに言いたいことが伝わる、やり取りができる君は、嫌いじゃないんだよということを言いたかったわけ。

でも、この、
🍓「サクラちゃんは上の下」
🌸「頭のいい人じゃなきゃ無理」
という言葉が、この後ずー--っと、わたしたちをお互いに縛ることになるというね、、、。


うん、やっぱり長いのでこのへんで。

また書きます。




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