せんたくの だいの だいの だいすきな かあちゃん
三連休の最後の日。
夫は仕事で、息子はリビング横の和室の片付けをしている。うむ。息子は認めたがらないが、片付けが好きなんだろうなぁ。横目でそれを見ながら、一緒に片付けるの、今日はやめとこうと思った。わたしは片付けが苦手だ。
昨日から、左耳の奥が痛む。そして、左耳の耳鳴りがいつもより大きく響く。今日は、骨伝導イヤホンで音楽をきくのをやめとこう。いつもより、ゆったりと過ごそう。補聴器を着けるのもお休みしよう。うん。片付けができない言い訳じゃないよ。
今朝の空気は、秋だった。爽やかで、涼しい。朝10時の気温は、なんと26度。最高気温は32度の予報だけれど、しばし、家中の窓を開け、この空気を楽しみたい。
こういうお天気の時には、俄然、洗濯がしたくなる。一回干したけど、もちょっと、やりたい。
だって、きっと、なんでも軽やかに乾くはず。うずうずする。わたしは、洗濯が好き。ちょっと湿った布地を干すのも、いい匂いのからりと乾いたものを畳むのも好き。
特に、カーテンが洗いたいなぁ。洗いたいたてのカーテンがほのかに香り、部屋中を爽やかにしてくれるから、その中でのんびり本を読みたい。
でも、そう、ゆったり過ごすのだった。ちゃんと、ストップできたなぁ。でも、残念だ。そうだ、擬似体験させてもらおう!
絵本『せんたくかあちゃん』を読むことにする。さとうわきこさんが、文も絵もかかれている。福音館書店からの出版だ。
始まりはこう。
「せんたくの だいの だいの だいすきな かあちゃんが いました」
かあちゃんが、家中のものと自分の子どもと動物たちを洗濯して、庭と向かいの森のの木に干していたら、それを見つけたかみなりさまが、おへそを取りに来て…
このお話を初めて読んだ時、洗濯好きって、わたしと一緒だって、うれしくなった。わたしは、日頃、このかあちゃんとは違って、たらいでジャブジャブと洗ったりしないし、流石に、家中のものを洗濯しちゃったりもしない。
でも、その洗いたいと思う気持ち、よくわかる気がする。全部洗った後のスッキリ感!うんうん、そうだよねって、読む度に思う。それから、やはりラストがいい。毎度、惚れ惚れしてしまう。
読んだら、幾分、すっきりした。すっきりついでに、ラムネの代わりに炭酸水を飲んどこうかなぁ。
そんなことを考えていたら、暑くなってきた。うん、やっぱりね。そろそろ、窓を閉めて、エアコンをかけよう。しばらくは、真夏日が続く予報。パート先の子どもたちの小学校では、運動会の練習が始まっている。本番は、10月半ばだ。体調に気をつけつつ、楽しんでほしいなぁ。
さて、わたしも、季節の変わり目、ゆるゆると余裕を持って過ごそう。