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2時間の変化


私たち、全世界の人類がこのコロナウイルスの影響の中でどう行動するかが試されている。日本では緊急事態宣言により外出の自粛が求められているが、それはもちろんのこと自由な時間が増えた分、家の中でどのように過ごすのかにより生活の質が左右される。

いきなりだが、緊急事態宣言が続く中のだらしない大学生の1日を考えてみよう。
授業はまだ行われないのでで昼ごろまで寝ている。そしてお昼ご飯は食べることなく夜までダラダラ。適当に食事を終わらせ、洗濯と風呂を済ませる。その後夜からゲームを再開。眠気が来るまでプレイし続け、寝る前にインスタをチェック。案の定多くの友達が夜遅くまでストーリーを載せている。そして昼まで就寝。こんな日々が何日も何日も過ぎていく。実のところこの生活はこの前までの自分の生活。実際こうして文字に起こすと改めて呆れてくる。こんな生活の自由な時間は大体12時間あたりではないだろうか。では普段、コロナの影響がなかった頃の自由な時間は1日にどれくらいだろうか。一般的な社会人の1日の自由時間は平均約2時間だとされている。ここでの自由な時間とは、食事や睡眠、入浴などといった時間は省いたものである。この2時間はスマホをいじるでもよし、本を読むでもよし、1日で唯一の自分自身の好きなことができる時間だ。貴方は普段この2時間、何をしているかを想像してみて欲しい。因みに自分は正直スマホをいじっているだけだと思う。しかも知識の身につくようなことではなく、インスタや自分の好きなユーチューブチャンネルを視聴するだけだ。もちろんどのように過ごしても人に何を言われるでもない。しかし一ヶ月あたり約60時間ゲームや動画を見るのはあまり有意義とは言えない。ではどのような行動が有意義と言えるだろうか。例えば趣味を磨くのはどうだろうか。最近の学生はスマホの利用時間が多く、趣味を持つ学生が少ないと思う。生きていく上で趣味がないということは、人生のなかで何かが欠けていると感じる。料理でも絵を描くことでも何か一つ趣味を磨くことで、そこから何かインスピレーションを得ることができる。(趣味を磨くということはもっとこうしたほうがいいとか、脳がよりクリエイティブになる?)自分自身は一日中ダラダラ過ごしていると前述したが、それはもう数週間前の話。今ではこの事実に気づき、有意義な生活が過ごせていると感じる。例えば、以前までは好きにただ面白いユーチューブを視聴するだけであったが、ニュースチャンネルを登録してみたり、ディスカバリーチャンネルなどを英語で視聴するようになった。また、以前から料理が趣味であったため、多くの時間が使える今でしかできないような手の込んだ料理にも挑戦している。小さな変化だが、少しずつの変化が多くの学びをもたらしてくれるのはもちろんだ。

数日前から授業が開始された。もちろん大学へ行って授業を受けるのではなく、オンラインでの授業である。普段とは違い移動する時間はなく、自室からパソコン画面を開くだけなので、1日の自由な時間は授業が始まってもかわらずとても多い。
そのような意味で今のような授業の受け方はとても便利だと考える。(誤解していただきたくないのは、もちろんコロナによる嬉しい影響だとは感じていない)       コロナの感染拡大という、強制的にオンラインでの活動を余儀なくされているこの今を、”オンラインで大体のことができるのだ”と、今後のために経験としなくてはならない。自分個人としては、例えコロナ感染が治ったとしても、オンラインでの在宅ワークや受講は新しい生活の仕方として定着していってもらいたいと願う。というより、近い将来そのような日が訪れると思う。そうすれば今よりより多くの自由で、自分のために使える時間が増える。そのためにも、今のうちから”2時間の自由な時間”をどのように使うのかを練習する必要があるのではないだろうか。

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