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482○ 重なる重さ

なかじ

「重なる重さ」

あの頃見た
ショーケースの中のミルフィーユ
何層にもなる重なり
優しさと愛おしさと
目映さが押し寄せて
私は一瞬奪われた
そんな光に準えて
私も重ねて行きたかった
生きたかった
何故に侵入を許したのか
許せたのか
みるみるうちに変わっていく色彩
腐っていく重なり
層が解かれていくのか
溶けていったのか
闇が私を隠していく
潰される

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なかじ

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