犬にとって穀物の多いフードは安全?


こんにちは、
アミナです。

今日の話しは、
獣医さんにとっても、飼い主さんにとっても
考え方や見解が分かれるところではあるのですが、
ああ、なるほど!と思えることもあるので、

私の犬猫がいつもお世話になっている
クリニックの獣医師から聞いたことを書きます。

私達が日々購入するお惣菜やレトルトもの、パン、お菓子など、
殆どの物に原材料表示がされていますね。

ドッグフードも必ず原材料表示がされています。
市販されているドッグフードは、
多くの原材料を混ぜ合わせて作られていますが、
原材料表示は、量が多いものの順番に表示する事になっています。

犬は雑食と言われていますが、
犬のルーツが「狼」であることを思えば、
本来は狩りをして動物を食べる肉食であったわけです。
鋭い牙は肉を食いちぎる為にあるのです。

味付けなどを一切しない、
塩や砂糖なども、もちろん使用しない肉を食べてきた生き物ですから、
原材料の1番最初に「肉」の表示があるフードを選ぶことが
大切だと言います。

ヘルシーだと思われがちな、
穀物の多いフードを食べている犬に
胃腸の障害が多いのは
このせいでもあるのではないかと言われました。

私はドラッグストアなどに積み上げられた
大容量の安価なドッグフードは絶対に買いません。

安価で購入出来るドッグフードの、更に原価を考えてみると、
どのような原材料が使われているのか
とても恐ろしくて愛犬には与えられないです。

ただ、肉が多く含まれたフードは価格も高くなるので、
価格を抑えたい人は、せめて原材料の2番目くらいに
肉が表示されているものを選ぶことをおすすめします。

そしてもう1つ、ドッグフードを選ぶ際に大切なポイントがあります。
それは、人間が口にしても大丈夫?かです。

私達人間が食べられないようなものは、
当然、愛犬にとっても安全なものであるはずがありません。

匂いや味など、腐敗していたり酸化臭がするものなど以ての外です。
酸化物は犬の病気を誘発しやすくなります。

その昔、私がまだ子供の頃(高度成長期の始めの頃のことですが)、
多くの飼い犬は番犬として飼育されていて、殆どが外飼いでした。

そして餌といえば、
人間のご飯の残り物が定番でした。
魚の頭や骨をご飯に混ぜて、味噌汁をかけて食べさせたものでした。
猫にも同様のものを与えるのが一般的でした。

当然、肉を主食とする犬にとって、
栄養が足りていたはずはありません。

その頃の犬の寿命は、平均7、8年です。

それに、その頃の人間の平均的な食生活も、
いまほど欧米化していなかったように思います。

犬や猫たちも、昔とは随分と環境がかわってきましたね。

医学の発展、ドッグフードの普及に伴い、
犬達の寿命が伸びてきたのも事実です。
そして人間と同じように、肥満や病気も多くなったのです。

人間と犬はまったく違う動物だという事を忘れてしまうと、
良かれと思ってした事が、逆に不幸な事にもなりかねません。

ただ、人間と同様に、
個体によってもかなり差がありますので、
一概には言い切れないそうですが、、、。

もう一度、犬の歴史や、生活習慣などを見直すことも
大切なのではないでしょうか。



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