ウイスキーへの誘い #1

プロローグ

「最近,なんかウイスキーのニュース見るな」って思いませんか?
あれ?Googleがおすすめしてくれてるだけでしょうか?
最近の国内ウイスキーに関するニュースと言えば,
・「竹鶴」の終売
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54331610S0A110C2TJC000/
・「山崎55年」 300万円で発売
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55046350Q0A130C2XQH000/?n_cid=SPTMG002
ウイスキーがお好きな方なら「もう知ってるよ」という情報だと思いますが,ウイスキーに全く興味がない人は,「それがどうしたの?」と思ったのではないでしょうか.
私も少し前までは「ウイスキー」なんてアルコール度数の高くて,美味しくない黄色い液体だと思ってました.
「手早く酔うためだけのお酒だ!ストレートで飲めたもんじゃない!」なーんて思ってました.

しかし,いざその世界に足を踏み入れてみると
「なんて奥深い世界なんだ!」
「ストレートでもこんなに美味しいウイスキーがあるんだ!」
「ウイスキーを作るってこんなに大変だったんだ!」
という学びがたくさんありました.
今後の記事では,ウイスキーに関する情報や勉強したこと・蒸留所見学の様子などなど私の体験を題材にしながら,少しでもウイスキーの魅力を伝えていければと思っています.

私が蒸溜酒の世界にハマった理由

そんなわけで,記念すべき1回目は「私が蒸溜酒の世界にハマった理由」です.
ここまで,「ウイスキー!ウイスキー!」と言ってきましたが,実は私を蒸溜酒の世界に引きずり込んだのは「いいちこ」なのです.
ご存じの方もいると思いますが,「いいちこ」は三和酒造株式会社が製造する焼酎です.(ウイスキーじゃないのか!というツッコミが聞こえた気がします.)
https://www.iichiko.co.jp/products/1.html
黄色に輝くラベルと「下町のナポレオン」というキャッチコピーで有名ですね.とても飲みやすい麦焼酎です.個人的には水割りで飲むのが大好きです.
ウイスキーと焼酎の共通点と言えば・・・


そう!「蒸溜酒」であることです.
「蒸溜ってなに?」という方のために簡単に説明すると,

蒸溜とは,液体を熱し沸騰させることで,沸点の異なる液体を蒸発させ分離することです.
つまり,飲用アルコールの沸点は約78度なので,水とアルコールが混ざった液体を78度くらいに熱するとアルコールだけ沸騰します.その蒸気を冷却し液体に戻すことで,よりアルコール度数の高い液体を得ることができるのです.

ウイスキーや焼酎はコンビニなどでも売っており,安価で購入することができるものもたくさんあります.素晴らしいですね.
でも,「蒸溜酒」はただ蒸溜したものを瓶詰したものと思っている方いませんか??
そうではないのです.
まさにこれが,私が「なんて奥深い世界なんだ!」と思った理由です.

焼酎やウイスキーはいつもいつも同じ味のお酒を作るために,ブレンダーと呼ばれる人が様々な原酒をブレンド(混ぜて)しているのです.
確かに,考えてみれば,農作物を原料としてるので毎年同じ原料であるはずがないですよね.それなのにいつもいつも同じ味に作れるというのは,同じ味のお酒を作るように工夫・努力がなされているということなんです.
「いつもよく見るあのお酒にそんな手間がかけられていたなんて」と私は感動しました.
一つ一つの商品に,作り手の思い・時間・手間が込められているんです.

おわりに

最後まで,読んでいただきありがとうございます.
少しは,蒸溜酒に興味が湧いたでしょうか??
今後も少しずつ記事を書く予定ですので,ご意見・ご感想があればコメントをお願いいたします.

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