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内股と、内股からくる痛みのなおし方

どーも 鍼と灸 えんの渉です

日本人は内股で悩む方多いですよね。

船で働いてる時も、数人 内股の方を治療しましたが、内股は見た目だけの問題ではなく、腰痛や膝の痛み等の原因にもなるので しっかり直すことをお勧めします。

最近では、「内股」よりも、「X脚」「XO脚」 と言う言葉にyoutubeや雑誌等で触れるようになりましたね。
どちらも内股ですが、実は結構違いがあります。

見た目の違い
まっすぐ立った時、膝の内側がくっつくけど、ふくらはぎ同士は離れて足の親指同士はくっつくのがXO脚。
膝の内側がくっついて 膝から下が全部離れてしまうのがO脚です。

内股の原因は?
X脚の場合は、怪我や事故で靭帯が傷ついたり 骨折等の骨の変形によるものもあります。
XO脚の場合は 姿勢や筋力、歩き方によるものが殆どです。

人間の足は、成長と共にO脚(0〜2歳)→X脚(2〜6歳)→真っ直ぐ(7〜8歳)と変化していくのですが、おしりの筋力や脚の筋力が弱かったりすると、脚の使い方に変な癖がつくことで筋肉が緊張してしまい、内股やガニ股(O脚)になります。

おしりの筋肉が弱くなると、おしりの筋肉が脚の骨を外側に引っ張る力(膝が外側に向く作用)が弱くなり膝が内側に向きます。
膝が内側に向くと、もちろん膝から下もつられて内側に向きます。

この、脚全体が内側に向いた状態が続くと脚の外側の筋肉に掛かる負荷が多くなり、それが筋肉の緊張に繋がります。

筋肉は緊張すると縮みづらくなり その方向に引っ張られるのが楽なため、伸びた状態をキープしようとします。

座った時足を組む癖がある方は、脚の外側やおしりの筋肉に緊張があり それを伸ばすために無意識に脚を組んでしまうのですが、これも同じ原理です。

腰痛、脚のシビレ、膝の痛みとの関係
先程説明したように、XO脚の場合 おしりの外側から脚全体の筋肉が緊張するため筋肉の通っている場所や、繋がりのあるところに症状が出ることが多いので、腰〜足にかけての痛みや膝の痛みに繋がります。
病院で坐骨神経痛と診断さた方も多く見てきました。

坐骨神経痛と言われた方でも、XO脚の方とそうでない方では痛みの出る場所が変わります。
一般的な坐骨神経痛の場合 腰、おしりの辺りから腿の裏 ふくらはぎと痛みが出るのですが、XO脚の場合、この痛みが脚の外側に強く出る方やふくらはぎの外側(膝の裏の外側)に出る方が多いです。

また、坐骨神経痛でよく見られる「歩いていると痛みとシビレが強くる」と言う症状も、XO脚の方の場合「筋肉が強く引っ張られる、突っ張る感じ」というのが強くなりのも特徴です。

その他にも症状はあるのですが、「腰痛」や「膝の関節症」と言われた方でも、もしかするとXO脚が原因かもしれませんので一度鏡でチェックすることをお勧めします。

直し方
もちろん 専門的な所に通いしっかりと施術と説明を受けることをお勧めしますが、なかなか時間が取れないと言う方のために、セルフケアの仕方を少し載せておきます。

X脚の場合は、原因が骨の変形だったりと構造上に問題があると直すのが難しいのですが、XO脚の場合は、筋肉の緊張や筋力の低下が原因であることが多いため、セルフケアでも効果は出ます。

時間はかかりますが、おしりの筋力をつける、脚の筋肉を緩める、歩き方や普段の脚の使い方を改善していく。
これをやっていけばかなりの確率でXO脚は改善します。

筋肉は使うことで血行が良くなり弛む性質もあるので、おしりの筋力を付けて 同時に脚の筋肉を緩める効果のあるスクワットをお勧めします。
スクワットをする際は、膝の向きと腰を伸ばすことを意識して下さい。
しゃがみ込んだ時、膝が人差し指と親指の方向に向いているかが重要です。
膝が外側に向いたり内側に向いたりしていると片方だけに負荷がかかってしまい余計悪くなってしまうこともあります。
腰も丸まっていると前傾姿勢になりすぎるため腿の前側の緊張が強くなってしまいますので真っ直ぐに伸ばした状態で、しっかりおしりと腿の裏に負荷を感じられればいいスクワットです。

スクワットはちょっとという方には横向きで寝て膝を曲げた状態で上側になった膝を開いていく筋トレをお勧めです。
これはついつい体を捻ってしまいそうになるので、膝だけを開いてお尻にしっかり効いてる感じがあれば十分です。
おしりの筋肉が硬くなってる方は、初めのうちはお尻が攣るかもしれないので注意して下さい。
攣ったら、よく伸ばしたり、テニスボール等でマッサージしましょう。

筋トレとせっとで、おしり、腿の前、腿の裏(特に外側)のストレッチを片側30秒ずつしましょう。
筋肉は15秒以上伸ばすと伸びていく性質があるので30秒見ておけばしっかり伸ばすことができます。
腿の裏、おしり×2としても3.4分で終わるので続けられますね。

ストレッチは変わったものではなく、学校でよくやっていた様なオーソドックスな物で十分ですが、「どこを伸ばすか」をしっかり意識して伸ばして下さい。
この、「意識するかしないか」で筋トレもストレッチも効果はガラッと変わります。

最後に歩き方ですが、歩く時、内くるぶしの下に重心が来るようにイメージして、歩いてみて下さい。
内くるぶしの下を意識すると自然と足が真っ直ぐに使えるようになります。
プラスで、スクワットと同様 膝が、親指と人差し指の方を向くように歩くとさらに効果的です。

鍼と灸 えんでは、施術をして終わりではなく、セルフケアでしっかりと自分の体を見れるよう色々と提案させて頂いております。

興味のある方は是非ご連絡下さい。

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