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「変革の種を蒔くために」シン・ニホン読書会|おとなゼミ

企画背景

ここ10年間くらいコミュニティのスクラップ&ビルドを共に繰り返してきた七條氏から、たまに「この本読んてみて!」みたいなメッセージがきた流れで、読書会を開催することになりました。

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実は七條氏とは2012年、「おとなゼミ」という名前で読書会で、

「今日は読まないほうがよいだろうと思われる本が非常に多いのだろうと思う。精選を要する。もう何百年、何千年経っても定評のある本、動かすことのできない本、を読むべきである。」

「多読病にかかった奴は、話をしても脱線脱線で元に帰ってこない。何を話しているのか、わけがわからなくなってくる。そうなると話ばかりでなく、人間そのものまで無頼漢になっていまう。何をやっても駄目になる。」
(新渡戸稲造)

簡潔に言うと「大人の教養を身に着けるため」
武士道
自由論
茶の本
21世紀の国富論
代表的日本人
生物と無生物のあいだ 
など、時代を超えて愛される名著を事前に読み、互いに発見や気づきを共有する場。

予測不能なVUCA時代。
過去を振り返るため。
未来を見通すため。
知見を広げるため。
探求を深めるため。
自らの軸を強固にするため。

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精読することより、人と関わることに重きを置いて、改めて「おとなゼミ」を開催することにしました。

本会の進め方

チェックイン
 開会宣言|開催背景や目的
 他己紹介|それぞれの参加者を簡単に紹介
 それぞれが今いるところ・気持ちのシェア

ダイヤログ
 読書感想や質疑応答など
 ※感想を5分まるまるシェアするもよし、本を通じて出てきた疑問について、この場のメンバーに問いかけてもよし、準備の整った人からどうぞ。

チェックアウト
 それぞれが今いるところ・気持ちをシェア

課題図書

シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成
安宅和人 (NewsPicksパブリッシング)
https://www.amazon.co.jp/dp/B084SP5PLQ/ref=dp-kindle-redirect

25万部超の名著『イシューからはじめよ』から9年――。
渾身の力で投げ込む、ファクトベースの現状分析と新たなる時代の展望

AI×データの発展により、時代は多面的に「確変モード」に突入した。
目まぐるしく動く社会の中、本書は以下の問いをひとつなぎにして答える。

・現在の世の中の変化をどう見たらいいのか?
・日本の現状をどう考えるべきか?
・企業はどうしたらいいのか?
・すでに大人の人はこれからどうサバイバルしていけばいいのか?
・この変化の時代、子どもにはどんな経験を与え、育てればいいのか?
・若者は、このAIネイティブ時代をどう捉え、生きのびていけばいいのか?
・国としてのAI戦略、知財戦略はどうあるべきか?
・AI時代の人材育成は何が課題で、どう考えたらいいのか?
・日本の大学など高等教育機関、研究機関の現状をどう考えたらいいのか?

産・官・学の全領域を横断しファクトベースで切り込む、著者渾身の書き下ろし!
意志なき悲観論でも、現実を直視しない楽観論でもない、建設的(Constructive)な、「価値ある未来のつくり方」。

▼参考

“シン・ニホン”AI×データ時代における⽇本の再⽣と⼈材育成
イノベーションを通した生産性向上に関する研究会
https://www.mof.go.jp/pri/research/conference/fy2017/inv2017_04_02.pdf
安宅和人 | TEDxTokyo 2016
https://www.tedxtokyo.com/tedxtokyo_talk/shin-nihon-kazuto-ataka/?lang=ja

参加者の紹介

当日の会話をより濃密&効果的にすべく、各参加者には事前にアンケートにお答え頂き、開催前にシェア。

・お名前
・あなたの略歴を教えてください
・最近特に力を入れていること・興味関心があることは何ですか?
・『シン・ニホン』を読もうと思ったきっかけは?
・今回の会に参加しようと思った理由は?

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失われた30年、日本はスクラップ&ビルドをしてこなかった。

この国はスクラップ&ビルドでのし上がってきた。
今度も⽴ち上がれる。
赤坂秀樹 内閣官房長官代理(『シン・ゴジラ』より)

なぜ日本は失われた20年、そして30年になったのか。
30年前は米国がいまいちで、日本がイケていた。
米国は徹底的にスクラップ&ビルドをしてきて、日本は全くしてこなかった。

例えば「指名解雇」、すなわち辞めた方がいい人を辞めさせることができない。
組織に所属することがゴールとなり、緊張感が薄れ、変革を起こすエネルギーが働かない制度になっている。

いきなり制度を変えることは難しい。だからこそ、組織として「業務へのモチベーションを上げる」こと、「組織へのエンゲージメントを上げる」ことよりも、一人一人の自己認知を上げることを目指すべきだ。たとえそれで退職者が増えたとしても。

変革に対して躊躇してしまっている。

なぜそこまで心が折られてしまったのか

自己肯定感は高いが、社会が主語になると「できる感」が減衰している。勉強して知りすぎると動けなくなってくる。

社会が積みあがり切った状態、壊さないように忖度し合っているのではないか。

日本の文化はその時の日本を踏襲する必要がある
守る必要はない壊していけばいいんだ
岡本太郎(日本の伝統)

変革の種を蒔くためにこの書籍は出版された。

誰に向けて書かれたのか?

“シン・ニホン”AI×データ時代における⽇本の再⽣と⼈材育成
イノベーションを通した生産性向上に関する研究会
https://www.mof.go.jp/pri/research/conference/fy2017/inv2017_04_02.pdf
安宅和人 | TEDxTokyo 2016
https://www.tedxtokyo.com/tedxtokyo_talk/shin-nihon-kazuto-ataka/?lang=ja

と「国家の意思決定に関わる人たち」「大企業の意思決定に関わる人たち」など構造的に変革が起きづらい組織に向けて投げ掛け続けており、今回の書籍も同様なターゲットに向けて書かれたものなのでしょうか。

人はつい「トップが変われば、組織が変わる」という期待をしています。

「正しいことをしたければ、偉くなれ」
和久平八郎(『踊る大捜査線』より)

ただどんなに偉い人も、思っていることのほとんどができていない。偉くなって偉くなって、座ったデスクにレバーがついている。期待を込めてそのレバーを引いたところで、何も変わらないのだ。

事実を正しく認識すれば、「トップが変われば、組織が変わる」わけではなく「変革は組織のあちらこちらで起きている」

トップはボスであるが、リーダーではない。リーダーとは一線を越えていくものであり、ポジションに関わらず、面白い変革は組織の外れ値から生まれる。

変革の種を巻くためにこの書籍は出版されたのではないか。

-まとめ-というより告知

精読することより、参加者同士の関係性を深めることを目的とした「おとなゼミ」。

今後も定期的に開催したいと考えております。

・参加したい!
・この本をみんなで読んで話したい!

なんて人おりましたら、私(https://twitter.com/Shu_1153)までぜひ声かけてください!

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サポートされるとすごく喜びますし、もっと頑張ります。