やまやま

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伝説の一日ダウンタウン漫才

稽古に稽古を重ねて完成するお笑いも 稽古だけでは届かないお笑いも どちらも凄いし どちらも面白い 楽譜を読み込んで練習を重ねた演奏と ジャズのインプロビゼーションとは 優劣を比較するものでは無い。 まいじつ記事の話がややこしいのは そもそもダウンタウンにとっては 楽譜を読み込み練習を重ねた演奏も、 インプロビゼーションも、 両方とも高レベルな出来で演奏出来てしまうことも影響しているのかもしれない 後者は、練習だけでは到達できない分、誰にでも出来る技術では

    • スコットランド戦を終えて。ラグビーワールドカップ

      。 スカートをはいた 70歳くらいの スコットランド人の男性2人 駅へ向かう浮かれた波を 壁を背に眺めている 波に流されながら私は 歳の割りに胸板の厚い彼らを 見るともなし ふいに1人と目があってしまう なんとなく顔に困り 会釈で逃げてしまう すると彼は こちらを向いたまま 両の瞳だけで一瞬 真上を見上げ 掌を上に 肩をすくめる そして微かに口角をあげた ああ 本場のノーサイドは こんなにも清々しい

      • 志村けんと東村山音頭

        幼い頃を過ごした当時の下町は エリア内に多くの小学校が点在した したがって通った学校も 1学年×2クラスだけの500人規模 運動会では毎年、各学年の 1組が赤組 2組が白組 アスファルトの校庭は とても硬かった 脆弱だった自分にとって 運動会は予行練習も含めて 早く過ぎ去って欲しい時間だった ある日の全校集会。 運動会実行委員の上級生より 赤組白組の両応援歌の発表があるとのことだった 歌詞が刷られた小さな藁半紙が配られた 我が赤組応援歌は 東村山音頭の替え歌で

        伝説の一日ダウンタウン漫才

          松本人志 ー その才能の根幹に横たわるもの ー

          。 ー 自分は、いつでも「きっちりする準備」ができている ー それは、 かつてFM東京 深夜番組「放送室」における 松本人志氏の言葉 あれから もう20年が経とうとしている この言葉の凄いところは、 ー 自分は「きっちり」している ー では無いということ。 実は【病的】なまでに 「きっちり」している松本氏は、 だからこそ 人の気付かぬ違和感に 誰よりも早く気が付いてしまう。 おそらくは、 この「きっちり」こそ 特異な氏の才能の根幹を成している 氏という人間の「本質

          松本人志 ー その才能の根幹に横たわるもの ー

          これこそが本当の「お見立て」か!? 古今亭文菊の基礎体力

          先日は、 文菊氏の『お見立て』を拝見。 ①嫌いな男の座敷には行きたくない ならば自分は病気だと嘘をつき、 ②お見舞いに来ると聞けば、 病気は嘘で、実は死んだと言わせ ③墓に行くと聞けば、 墓は遠くと言えと嘯き ④『墓は近く』と伝えたと聞けば、 連れて(お前が)行っとくれと突き放す そんな 喜瀬川花魁を人物設定するとき、 多くの演者は やや気性のはげしい、 シャキシャキとして、 せっかち目、 結果として人使いが荒(粗)い。 そんな女性を演じるようだ。 それは、 喜

          これこそが本当の「お見立て」か!? 古今亭文菊の基礎体力