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××××帝国で考え中

the pillowsと鳥肌実が好きな先輩の横で四六時中聖書みたいにライチ光クラブ持ち歩いてる不遜な中学生だった私、田舎のヴィレヴァン出たすぐそこで先輩が好きな男の子に電話しててその横で「ライチのカネダ可愛いっすね先輩」つって「うるさい」って適当にいなされる生意気な後輩やってるのが心地よかった。ピロウズは結局funny bunny止まりでよく知らないけどゆらゆら帝国の千代ちゃんとか呼んでる姫カットのバンドマンが好きらしくて全然興味ないけど何かある度にガラケーで取り留めもなく私に電話かけてくる先輩が熱く語るサブカルに巻かれたまま私たちゆらゆら帝国で考え事してるうちに10年以上経った。だいたい俺は今25才なんだけどリタリンの代わりにもう薬ポーチの中でほどけてバラバラになって名前もわかんなくなってる眠剤っぽいやつ適当に入れて夜行性の生き物になって1日を丸ごと紛失しちゃったりしつつ今日も簡単そうに回ってる世界でこれからやっていくわけなんだけどアップルパイプの代わりに茶タバコ咥えて今日もヴィレヴァンの横で溜まってたあの日ごとでかい空洞くぐりぬけてやんの。
#エッセイ #詩 #サブカル #ゆらゆら帝国
#大人になるってサブカル詳しくなることだと思ってた

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