【エッセイ】顔面偏差値30の思い出

自分で言うのもアレなんですけど、私の顔面偏差値は30くらいしかありません。

高校受験とかだったらアレですよ、偏差値30の高校なんて試験用紙に名前書いて提出したら受かるレベル。

そんな顔にも負けず、風評被害にも耐え、
よく結婚できたと思います。
というか夫すげえ。

それで、前に職場の同僚が言ってたのが
ブスは声がでかいって話。
例外なく私も声がでかいです。
ブスは一律声がでかい。
飲み会でもひたすらうるさいのはブスです。

でもね、これ理由があると思うのです。

小学校のとき、同級生にかわいくて、声がちっちゃい女の子がいたんです。
授業中に先生に指されて立ち上がり、これまた小さい声で答える。先生もにこにこしながらうんうん頷いていました。
遠目から見て、いいな声小さいってかわいいなって思ってました。

「次、ヤスタニ答えて」

私の番になって、さっきのあの子の真似をしてかわいこぶりっこしながら小さい声で答えたら

「もっと大きい声を出しなさい!」

と怒られました。可愛子ぶりっ子したのがバレバレで苛立ったのかもしれません。
それでもブスには小さい声で話す権利もないのかよと思いましたよ。
まあアレですよね、居酒屋で店員さん呼ぶときとかめっちゃ声通るんで便利ですけど。

山田詠美の小説で、確か「僕は勉強ができない」だったと思うのですが、主人公の男の子が、僕はブスの書いた恋愛小説は読みたくないと一刀両断しててすごいなと思いました。
山田詠美自身が綺麗だから書けるんだよそんなこと。
この部分は記憶が曖昧なので作品名違っているかも。

でもちょっとわかるのが、「ジョゼと虎と魚たち」を読んで、田辺聖子の顔を見て、せつない気持ち返せと思ったし、「恋愛王」読んだ後に筆者の鴻上尚史の写真見てマジかと思ったし、なにより顔面偏差値30の分際で恋愛小説書いたりしてマジごめんなさいと五体投地したい気分でいっぱいです。ズザー。

以前、「深夜0時の虫と蜜」という話を書いたときにあるnoteクリエイターさんに、主人公の描写がなさ過ぎて性格の悪いブスだと思ったと書かれ軽く落ち込んだのですが、確かに投稿当初の川蜜は性格の悪いブスに読めるし、というか私の物語に登場する女は大抵性格の悪いブスで、一周回ってすごいなこのひとと思いました。
キツイ批評をすることで一部noteクリエーターに有名なそのひとですが、ご指摘いただいた部分は確かにごもっともで、そのあと物語を書き直しさせていただきました。
いままで3回批評されているのですが、ときどきエゴサをしています。
彼女に叩かれた人はこの気持ちがわかると思うんですけど、短編小説書いてるnoteクリエイターさん全員でババ抜きしてるみたいです。
あー!私の番かー!ババ引いちゃったみたいな。

なんの話だっけ? あ、顔面偏差値の話だ。

顔面偏差値の高い子って性格良い子が多い気がします。男女問わず。
それだけすさむことのない人生を歩んでこれたっていうことなのかな。

うーんオチが弱い。

※「深夜0時の虫と蜜」はセックス依存症の虫生(むしう)くんと頭のネジが取れた川蜜(かわみつ)さんのお話です。連作の一部ですが、ショートショートとしても読めます。

#エッセイ
#日記
#顔面偏差値
#酷い内容なので後で消すかも

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