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エッセイ

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日々のあれこれ
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2019年10月の記事一覧

10/28

10/28

私だけシフト休みの今日、起床したらまだ夫がベッドのなかにいた。

「寝坊したの?」

彼はふるふると首を振る。

寝坊したわけではないのに、まだベッドにいるとは?

起きたらなんとなくベッドから出たくなかったそうだ。

私と違い普段遅刻や欠勤をしない万年健康体の人もそんな感じにさせる10月の魔力がおぞましい。

夫を見送って、洗濯機を二度回し(二度目はニット類)、昼ごはんに小さな土鍋でおかゆを炊い

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甘ったれーション

甘ったれーション

モチベーションだだ下がり。
仕事も家事もかなり手を抜いている。
この文章だってぶちぶちと切れて、とても読めるものではない。

こんな時にモコがいてくれたらな、なんて思うけどもういない。
肉球のにおいももう嗅げない。

私が天国も地獄も前前前世も来来来世も信じないのは、死んだ人たちが肝心な時に出てきてくれないからだ。
なあ出てきてくれよ。そしたら信じるから。
あ、でも宗教の信仰は自由なので否定はしま

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nontitle

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なにもしたくないなあ。
なんていうとき、どんな情報ならすんなりと頭に入ってくるだろう。

小難しい文章はまず読む気になれない。
人たるものかくあるべきなんていう意識の高い人々も正直しんどい。
わたしは誰々を海よりも深く愛しているなんていう宣言の類も、ごめん正直胸やけしちゃって受け入れる気にならない。
わたしの器、いまおちょこの裏っかわよりも小さくなっている。

すっとはいってくるのは美味しそうなご

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エッセイ「一億総サバイバル時代」

エッセイ「一億総サバイバル時代」

まずはじめに、皆さんご無事でしょうか。
私は特に問題もなく生きております。

昨日の台風に備えて、避難用のリュックに水や食料なんかを詰め、いざという時は家を捨てる覚悟でした。
服もパジャマではなくて、いざという時のために避難できる服に着替えて。

風ががたがたと玄関ドアを揺らすときにはガラス戸のある寝室ではなく、リビングで縮こまっていた。
神妙な面持ちでNHKを見たり、スマホをチェックしたり。

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ある日、森のなか、クマのひどいおじさんに出会った。

9月からプロットを作り、短編小説を書き始めているのですが、いくつか自分にルールを課しました。

1.書き終わるまで誰にも読ませない
2.「なんとなく」の雰囲気で書かない
3.形になるまでプールにいかない

自分に極限までプレッシャーを与え、なんとか形になるところまでは出来ました。
※ツイッター参照

校正に関しては布団から出るほこりのように、いくらでも直す箇所が出てくるのはなぜでしょうか。

校正

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君が横暴なクレームをつけたことで、鬱になった人のことなどよもや想像すらしないだろう

君が横暴なクレームをつけたことで、鬱になった人のことなどよもや想像すらしないだろう

※以下、主観です。

私たち30代が子供の頃、サービス業の接客態度はまあまあ悪かった。

特に交通機関を筆頭に各種団体職にお勤めの職員さんや、自営業の店などは接客態度がつっけんどんな方が多かったと記憶する。

しかし時代の流れとともに態度の悪い店員さんの数は徐々に減少した。

特に2013年に「ホスピタリティ」が流行したときには態度の悪い店員の数は激減したように感じる。
(この辺りの体感は人によっ

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