働くことが似合わない人
昨日の話。
なな「ななって何の仕事が似合う?」
旦那「働いてなさそう」
なな「……」
一番近くにいる人に言われたのだから、そのイメージは間違ってない。1日14時間くらい布団に入ってるし、何もしない日が多いし、ほとんどニートだ。せめて家事手伝いと言いたいところだが、家事すらしていない。
私は怠け者の反面、優等生でもある。常に成績は上位だったし、大学だってそれなりのところを卒業した。高学歴ニート、フリーターに近いのだろうか。
かろうじてフリーのライターとして生計を立てているものの、最近はひどくくすぶっている。収入や仕事面のくすぶりではなく、モチベーションや気持ち的な問題。冬のせいかもしれない。体調を崩していたせいかもしれない。場所に飽きたのかもしれない。いや、そもそも最初から飽きてるし。やりたくてやってるわけじゃないし。
♩
「教員になろうかな」「どこかに就職しようかな」
頭をよぎる【普通】の進路。
ふらふらしてる自分に耐えかねた優等生の私が、分かりやすい役割を自分に与えようとする。「教員免許持ってるし、教員になろうよ」「人の役に立つ対人援助職がいいよ」「朝型の生活をして自己肯定感を高めようよ」
優等生の私は、まともだ。
ニートの私にとって、優等生の声は大きく正しいものに聞こえる。
だけど教員にも会社員にもならなかったことには、それなりの理由がある。そこをすっ飛ばして、「大きく正しそうな声」に従うのは良くないよ。
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ニートの私は小さな声でつぶやいている。
「何にもなれないから肩書きがないんだよ」「菜々は、菜々という存在でしかいられないから何にもなれないんだよ」
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優等生の私はうるさい。まともなもの、正しそうなもの、安定、普通、そういうものを当たり前のように押し付けてくる。
優等生の私に従ったら、どんなに楽だろう。レールを敷いてくれるだろうし、仕事に文句も言えるだろう。同僚と「仕事イヤだね」ってお酒を美味しく飲めるのだろう。
私がニートのままでいる理由は何だろう。プライドか、面倒くさがりな性格か。使命があるからって思いたいね。
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