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お金を稼げないと「ダメな人」って言われてる気分

最低限のお金を稼げないと、「ダメな人」ってレッテルを貼られる気分になる。貼ってるのは自分なのだけど。

最低限のお金を稼がないと生きていけないのは十分わかっているけど、どうしてお金を稼がないと生きていけない仕組みになっているのだろう。

お金を稼ぐのが好きな人、お金に繋がる分野が好きな人はたくさん稼いだらいい。

でも、お金に興味のない人、お金にならない分野(例えばアーティストっぽいもの)が好きな人は、稼がなくていいのに。稼がなくても生きられる世界がいい。

現実問題、アーティストっぽいものを目指している人は、アルバイトなどをしながら生活する。「やりたいこと」と「収入源」が離れたところにあるから、それぞれ別のものとしてやっている。仕方なく。

お金にならないことをやる人は、誰かからお金を分けてもらえばいいのに。そういう世界ならいいのに。

例えば専業主婦。家事というどこからもお金をもらえない仕事を中心にやって、夫のサポートをしながら、生きる。お金は夫の収入。専業主婦というお金にならない役割を全うしながら、収入を夫に頼って生活する。

例えばパトロンのいる画家。今はお金にならないけど、絵を描く。お金はパトロンがくれる。そういう世界。

こういうものが、もっと増えたらいいのに。

家族じゃなくたって、気軽にサポートできたらいい。パトロンなんていうレアキャラを捕まえなくたって、気軽にサポートされればいい。大きなくくりで生活できたらいいのに。

お金を稼ぐことに向いていなかったり、そもそもお金になりづらい分野だったり、そういう人はたくさんいる。私もきっと、そのうちの一人。

そういう人が「生活のため」って、向いていないことを渋々やるのは効率が悪い。役割分担できたらいいのに。

従来の考えに反するように見えるけど、昔は家族のうち一人だけが稼いで、あとは家事や農作業をしていたんじゃないか、そういう大家族が多かったんじゃないか。想像なので、後で調べなきゃ。

自分でお金を稼がずに生きている人は、なんとなく後ろめたさを感じてしまう気がする。

もし私が専業主婦になったら、「服買いたいな〜。でも、人のお金だし、夫がいる前で買おう。買おうっていうか、買ってもらおう」って思う気がする。お金は、お金を稼いできた人のものっていう感じがする。

もし私にパトロンがいたら、「だらけたいな〜。でも、お金を出して生活させてもらってるんだから、だらけるのはダメだな。だらけるとしても、こっそり隠れてだらけよう。」って思う気がする。

お金を稼がない人間は、勝手に肩身が狭い。悪いことしてるわけじゃないのに。お金を出してくれる人が「それでもいいから」ってお金を出してるのに、変に気を遣ってしまう。

「価値があるものを作ればお金になるはず。お金がないのは、価値あるものを生み出してないから」っていう意見もあるかもしれない。一理ある。一理あるけど違うかもしれない。価値あるものが価値あるって認められるには、時間差があるかもしれない。時代がその人に追いついていないかもしれない。

どうしたらいいんだろうね。「向いてね〜〜」と思いながらも稼いだ方が楽なのかな。苦痛だけど。

小規模なベーシックインカムが広がったらいいのにな。行政とは言わないから、個人でベーシックインカムみたいな仕組みを導入する人が増えたら楽しいのにな。


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