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Bリーグチェアマンとしてのマニフェストを発表します


7月3日、Bリーグの職員全体に向けたウェブ会議にて、チェアマンとしてのマニフェスト10項目を発表しました。7日の実行委員会ではBクラブとも共有しましたが、ファン・ブースターの皆様にも公開したいと思います。細かい数値など公開できない部分はありますが、私がチェアマンとしてこの1年間何を重点的に取り組むかわかっていただけるのではないでしょうか。

これらマニフェストの未達部分の割合に応じて、私の役員報酬を返上するとも宣言しております。その部分に関しては職員からは特にリアクションはありませんが(笑)
覚悟と危機感を持ち、率先垂範・有言実行スタイルをBリーグにも持ち込みたいという思いです。

1項目ずつご説明します。

① ALL BASKETBALL指針の策定・具体化・推進

前回のnote(真の"ALL BASKETBALL"を目指して)でご説明した通り、日本にバスケット界がさらに発展し生き残っていくためには、すべてのバスケットボールに関する組織が連携し、真の意味で"ALL BASKETBALL"を実現しなければいけません。そのための指針を策定・具体化・推進していきます。

② バスケットLIVEの視聴者を急拡大させる

Bリーグのトップパートナーであるソフトバンク様が運営する、バスケットLIVE。Bリーグの中継を行っていただくこのコンテンツの視聴者数を大きく増加させます。

新型コロナウイルス感染拡大により、試合会場の入場制限などが行われる可能性もあります。その状況次第でさまざまな影響が起こると想定されることもあり、この項目の具体的な目標数値は伏せますが、それなりの数字を設定しています。

③ 協賛金のプラス成長

Bリーグパートナー・サポートカンパニーからの協賛金をプラス成長させます。私自身が汗をかいて営業し、ある程度インパクトのある売り上げを増やすつもりです。

④ 全試合日程の催行

Bリーグ全試合日程を催行します。これは、「どんな状況になっても試合をやらせる」という意味ではありません。「全試合日程の催行に関し、私が責任を持つ」という意味です。

試合催行に際しては、Bリーグとしてできる限りの感染対策を行います。しかし当然のことながら、日本全体で感染拡大がさらに深刻な状況となれば、どう頑張っても試合はできないという状況になる可能性はあるわけです。

そうなった場合でも「自分たちの力ではどうにもならないから、仕方ないよね」ということではない
新型コロナウイルス感染拡大に関しては、コントロールできる部分と、コントロール不能な部分の両方があります。コントロールできる部分は全力で努力するが、それでも及ばなかった場合。不可抗力で試合ができなくなったということであっても、組織のトップである私が責任を取るべきだ、と考えているということです。

⑤ 破綻クラブ “0”

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、クラブ経営には相当なダメージがあります。そんな中でも全クラブを存続させるため、さまざまな支援を行います。

B3所属の東京サンレーヴスが6月30日付で退会届を提出しましたが、これは、「退会し、2021-22シーズンに向けて再起をかける」ということで、破綻とは捉えていません。

⑥ 配分金以外の支援

既存のクラブ配分金以外の金銭的支援を行います。

クラブが存続するため、銀行等からお金を借りたら、当然いつか返さなければいけない。貸付ではなく増資を受ければ、経営体制が変わってしまう。この難局を乗り切ることが先決ではありますが、できるだけ今後の経営に影響が出ないようにしたい。

そこで、リーグが相当な金額を用意し、既存のクラブ配分金とは別でクラブ支援に充てるということを決定しています。給付金のようなイメージです。

⑦ クラブトップセールス支援

私がチェアマンとして、各クラブのセールスを支援します。

スポンサー獲得、行政や銀行などの折衝、何かしらのビッグイベントなどでチェアマンという立場が求められる場合、ぜひ私を使ってくれということです。私が出ていくことで何かしらスムーズに進むということなら、日本全国どこでも馳せ参じます。場合によってはリモート対応も行います。

⑧ 各グループのKGI / KPIの達成

Bリーグ関連組織には2桁のセクションがあります。セクションごとにバラバラに動くのではなく、リーグとして1年間の大きな目標を達成するために、それぞれの目標を連動して設定・達成していきます。

この項目は特に、頑張ってもらうのは職員のみんなですが、良い結果が出たらみんなの手柄。そうでなかった場合は私の責任です。

⑨ 経費削減

予算をクラブ支援に回すため、ドラスティックな経費削減をしています。必要な投資は行いますが、今年はコロナの影響で"耐えるシーズン"という面もありますので、無駄は徹底的に省きます。

⑩ 風土改革・強化(ベンチャーイズム、チャレンジ)

Bリーグが始まって5年。少し守りに入ってしまっているところがあると感じています。

職員みんなが"Bリーグはまだ何も成し遂げていない"というくらいの危機感を持ち、しっかり仕事に向き合い、もう一度攻めていくためのマインドセットをしていきます。職員の仕事に対する向き合い方を変えることも、トップである私の責任と考えています。

B.FAMILYにお願いするコミットメント

マニフェストを発表すると同時に、私からBリーグ関係組織の職員(B.FAMILY)へのお願いも発表しました。

・約束を守り、信頼関係を築く。
・指示に対しては“ホウレンソウ”の徹底。
・遠慮は禁止。どんどん言う。 ※何かあれば一言メールください。必ず返します。
・目標をもって仕事に臨む。
・常に顧客目線(ファン・クラブ)。
・“今”に留まらない。徹底した実力主義・成長主義。
・“ワクワク”奨励。
・謙虚であれ。

・遠慮は禁止。どんどん言う。 ※何かあれば一言メールください。必ず返します。とありますが、Twitterで私にいただいたリプライ等はすべて読んでいます。職員と同じようにすべてに返信することはできませんが、これは答えねばと思ったものはリプライさせていただきますし、意見はどんどんもらえるとありがたいです。


今後も、リーグ・クラブとの共有事項については問題のない範囲で公開し、多くのステークホルダーのみなさまとともに、Bリーグをもっと盛り上げてまいりたいと思います!よろしくお願いします!

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