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判断と決断は違う

判断と決断は違う。今朝の日経新聞、私の履歴書のくだりでこんな印象的なフレーズがありました。判断はデータに基づいて決める、決断は未来のこと、データが存在しないものを決める。ある種の動物的な勘のようなもの、スタッフの仕事は判断して、経営者は決断すると。

動物的な勘のようなものを研ぎ澄ますのは経験だと思いますが、歳を重ねて経験を振りかざして若い人たちの活力を阻むのはしたくないなと思っています。いつの時代もいかなる場合も引き際が大切だし、若い人たちの成長を応援するというスタンスだけは忘れずにいたいです。

私のようなぐいぐい物事を動かしてきた人は特に意識をしなくてはならないと考えています。しかし、動物的な勘はなかなか継承や教育することはできないので自身でチャレンジと失敗を繰り返しながら身につけるしかありません。つまり、経営者の育成は難しい。ごれが経営者になる、または、経営感覚を身につける最高のレッスンだと思います。

データを集めて判断することのほうが日常のビジネスシーンでは多いと思いますが、新しいことを切り拓くには決断が必要です。決断力を身につける上でも若い時からチャレンジしてほしい。そして、がんがん失敗してほしい。頭でっかちにならず、データ、机上の空論に溺れず力強く前進してほしいです。

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