わたしの本棚51夜~「シネマ落語」
今では、テレビのMCやコメンテーターとして有名な立川志らく師匠ですが、劇団を立ち上げたり、シネマ落語を創作したり、一門の俳句の宗匠をされたり、多方面で活躍される方です。映画と落語をドッキングさせたシネマ落語は師匠の創作落語で、映画を知って聴くと古典落語を知りたくなり、古典落語を知って聴くと映画を観たくなり、両方を知っていると、その世界にはまってしまいます。わたしが購入したのは、2010年1月18日に志らく師匠の公演会で購入したもので、サイン入り本です。2009年10月に初版であり、第一版の値段です。
☆シネマ落語 立川志らく著 河出書房新社 1500円+税
第1話、天国からきたチャンピオン(死神)
第2話、タクシードライバー(素人鰻)
第3話、ライムライト(たいこ腹)
第4話、タイタニック(抜け雀)
第5話、ローマの休日(唐茄子屋政談)
第6話、シャイニング(鰍沢)
誰もが知っている6本の映画に、古典落語の方は、()内の話を絡めます。江戸時代と現代と世界がマッチして、面白い話ができあがります。もちろん、志らく師匠の落語で聴くのが一番面白いですが、本も話芸を追随でき、読みながら、ふふっと笑いがおこってしまいました。
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