「とりあえずビール」の呪い

「とりあえずビール」から抜けてみた感想です。


アルコールに関して、前回の診察で先生に控えていると伝えると、
「しんどくならない程度なら飲んでも問題ないよ」と言われました。

飲んでも良いと言われれば飲んでしまうのが酒好きの悲しい性です。
早速その夜、一ヶ月ぶりにビールと日本酒を飲んだんですが、どっちも一口飲んでしんどくなりました。


人間、悲しみを通り越すと「諦める」境地に辿り着くんですよね。


幸い、お酒の味も忘れつつあるので、いっそのこと飲まない人生にシフトしても良いかなーと思い始めています。

あ、嘘です。日本酒はちょっとだけ飲みたい。


その代わりにビールは飲まなくても平気になってきました。

日本酒は隣で飲まれると悔しいけど(私も飲みたい)ビールは「ふーん」って感じです。ビールのCM見ててもそそられない。TVの番組でタレントさんがビール飲んでても「ふーん」。
(半)強制的にお酒抜くようになってから「ビールってそんなに美味しい物だったっけ?」と思うようになりました。
みんなが飲んでいるからとりあえず飲んでたけど、ビールより炭酸水の方が美味しくないか?と。割る物で味変えられるし。

よくよく考えてみると、私はビールが好きなんじゃなくてあのシュワシュワした喉越しが好きだったんだなと。


だとしたら、ビールっていらなくね??

炭酸水なら酔わないし安いし最高じゃね??


今までの好き度でいうとこんな感じ↓

ビール<シャンパン<日本酒(スパークリング含む)

うん、炭酸水で事足りるな。
っていうかシュワシュワしたお酒が好きなんだよな。



ビールの消費量が減っているとの事ですが、こういう私みたいな「ビール不要派」が増えているのかもしれません。
お酒常飲できるほど今の若い世代はお金も暇もないだけかもしれないけど。
あとはジョコビッチ選手なんかがしているグルテンフリーとかも関係があるのか?ないのか?(グルテンフリー生活だとビール飲めない)


なんていうか、一杯目はビールっていう暗黙の了解って、呪いみたいだよなぁと思います。

みんなと同じこと=良いことって、すごく日本の縮図っぽさを感じます。

家族もそうだし、私の世代はまだ、大学生、社会人になっても、飲み会のときは「とりあえずビール」だし、そこで「あ、ボク、カルーアミルクで」とか、「ウーロンハイで」とかって頼む人がいると、正直「(空気読めてないな)」と思っていたし(実際ビールだけの方がファーストドリンクも出しやすいし←飲食経験者としての意見)それが大多数の意見=常識だと思っていました。

でも、違うんだよねぇ。

各自が飲みたい物を飲めば良い話なんですが、それでもまだ「とりあえずビールの呪い」問題は根深い。

私も、未だに初めて行くお店だと「炭酸水にレモンいれてください」って注文するのすごく気を使います。普通に出てくるんだけど。

最初にビールじゃない飲み物を注文するのって、(何故か)すごく緊張します。しません?(笑)


日本酒でも良いし、チューハイでも良いはずなのになんで猫も杓子も「とりあえずビール」なんだろう?
ビールは出てくるのが早いっていうけど、それは出す側の力量に左右されるし、一番早いならソフトドリンクや水だし、人数が多いと泡がなくなっちゃうし、あんまり乾杯向きの飲み物でもないんですけどねぇ。考えてみれば。


まぁ、私は「とりあえず、炭酸水にレモン入れたのください」ですけどね。





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