SAKANAQUARIUM光ONLINEを見て

今日、パートナーと一緒に観た。
2人ともサカナクションのファンで。
始まりは5年前、私が大学をやっとの思いで卒業し、
はれて(?)フリーターになった年。


当時は、カラオケ屋と雑貨屋でダブルワークをしていた。
雑貨屋では、まだ勝手にCDを流していたころで、(ごめんなさい)
先輩が持ってきていたCDがやけに気になった。
それがサカナクションだった。
先輩が店内のBGMとして合いそうなものをピックアップして入れてくれていた。

サカナクションというグループに興味を持ちはじめた私は、SNSで発信する。
「サカナクション好きかも。」
すると当時はまだただのバイト仲間の彼が
「俺CD持ってる!貸そか?」
と。


ほぼほぼ同じ手で浅野いにお氏の「ソラニン」を借りた。
(漫画アプリで一巻無料だったのを読んでしまい、続きが気になる〜とSNSでつぶやいた…)


それが全ての始まり。
多趣味の彼はどうだか分からないが、
趣味の幅が狭く、1つにとことんハマる私にとっては、同じアーティストと同じ漫画が好きだということは、それだけでとても重大なことだ。


彼と付き合い始めてからは、何度もライブに連れて行ってもらった。
サカナクションのプラネタリウムがあるからと、夜行バスで東京まで行った。
時には、開場前に猛暑にやられ、喧嘩をしたことも。
何度も楽しみを散りばめてくれて、
気持ち良い音楽に酔って、
また明日からちょっと頑張ろうと思えた。


今年の3月もライブのチケットが当たっていた。
サカナクションは延期に延期を重ねたが、今回は断念することとなった。
しかし私たちは知っている。
チームサカナクションは、絶対にやってくれる。
そう信じていて、今日SAKANAQUARIUM光ONLINEを観た。

またこの空気に混ざりたくて堪らなくなった。
めちゃくちゃかっこいいし、
めちゃくちゃ心地良い。


いつになったらライブに行けるかな
という気持ちと同時に、
その頃まで、彼らは続けていられるだろうか
と不安な気持ちが押し寄せてきた。
サカナクションだけじゃなくて、
今までいろんな人の楽しみに寄り添ってきた人たちは、軒並み不況だろう。
自分たちも他人の心配をしているほど余裕はないが、やはり楽しみが制限されていると、息が詰まりそうになる。



今まで彼らに豊かにしてもらってきた心は、
まだ行き場が見つからない。





















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