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Communication Tech Conference @虎ノ門ヒルズ 参加ログ

今回は虎ノ門ヒルズで行われたCommunication Tech Conferenceに参加してきました。

モビルス株式会社主催の本イベント。私は初参加でしたが、毎年行われているイベントのようで、毎度毎度有名企業の講演があるみたいですね。


登壇者は沢山いて書ききれないので、抜粋すると

Yahoo! 共同創業者 ジェリー・ヤン氏
ソフトバンク 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 宮内さん
LINE株式会社 AIカンパニー LINE BRAIN室 室長 砂金さん
バイデゥ株式会社 代表取締役 張さん

などなど、国内外からコミュニケーション、テクノロジーに詳しい方々が集結しておりまして、メチャクチャ豪華でした。

また、外国語の講演に対してはトランシーバーみたいなやつで日本語の副音声が聞けたので、問題なく講演が聞けました。


場所は上記にあるとおり、虎ノ門ヒルズで、キャパとしてはメインホールで300人ぐらい、サブホールで100人ぐらいでしたかね

サブホールでは、他の方の公演や、スタートアップがVCや投資家に意見の壁打ちができるコーナーが構えられて、常に賑わっていました。

サブホールの講演会にはAmazonの方などが登壇されていたみたいで、是非そっちもみてみたかったなぁと思います。


計6時間ぐらいのイベントで、全部感想を書いていくと超大作になってしまうので、ちょろっと書いていきます。


5Gは世の中をどう変えていくのか

ソフトバンクの宮内さんは2020年から運用開始となる5Gが日本のテクノロジーに及ぼす変化について話していました。
もう中国などでは運用が開始されており、運用されてすぐの頃は5G対応のスマホが全く5Gに繋がらないなどで、少し騒がれましたが、今や社会インフラの一部として溶け込んでいるようです。

そんな5Gが日本に導入されると日本はどう変わっていくのか、様々な事例を用いて宮内社長が話してくれました。

メジャーなところで言えば、ゲーム市場やIoT、MaaSがあげられるかと思いますが、私が特に気になったのはHAPSというシステムです。


簡単に説明をすると、空飛ぶ通信基地局を打ち上げ、都内だけではなく、地方、災害地域などにも安定した5Gの電波を届けるというもの。1機で直径200kmをカバーできるとのことです。

こちらの開発にソフトバンクが関わっており、2023年には実運用が開始予定とのことです。


今現在、どれほどスマホ普及したと言えど、やはり都心と地方の情報格差は大きいですよね。

その理由としては様々なものが挙げられるかと思いますが、要因の1つとして大きいのは社会インフラ、特にITインフラの差だと思うんです。

いくらリモートで仕事ができると言っても、地方は電波が弱く、満足にテレビ会議をすることもできない場所もあるそうです。

そんな場所でストレスを感じながら仕事をするぐらいなら都内で仕事をしようと思うのは自明だと思います。

いくら「どこでも仕事ができるようになった」とはいえ、ある程度の制約は受け入れなくてはなりません。


しかし、HAPSの登場により、地方でも満足なインフラが整うことになり、地方で仕事をすることの参入障壁がすごく落ちるのではないかと感じております。

ストレスを感じずに、本当に好きな場所で仕事ができる。そんな社会を実現する手かがりとなるのはHAPSではないかと思いました。


LINEが目指す、やさしいAI

LINEからは、砂金さんが登壇されました。

LINEってアプリケーションのイメージがすごく強いですが、LINEモバイルをはじめとした、その他のサービスにもかなり参画しています。

その中で今回フォーカスされたのはAI事業です。


AIというと、最近よく聞くのは「AIに将来仕事を取られる」というものですが、LINEの考え方はそれとはまるで異なり、人間のクリエイティブな活動をサポートする役割と捉えているようでした(本来はこちらがAIのあるべき姿のような気もしますが)

そのことをLINEはNatural Experience with AIと呼んでいました。


そこで、今回実例として発表されたのが、AI電話応対DUETというサービスで飲食店の電話応対をAIがやってくれるというものです。

しかし、何でもやってくれるというわけではなく、今現在は予約の応答のみはできるそうです。

実際に使っている店舗もあるそうで、その音声を聞いてみると、機械っぽい抑揚のない声ではなく、本当の人間が応答しているのではないかと間違えるほど、人間らしい声でした。

実際の人間の声に近づけることで、相手がAIに対応されていると気づくことなく席の予約ができる。

まさしくNatural Experience with AIの姿勢を貫くLINEの真髄が見えるようなサービスでした。

まとめ

その他にも企業や大学の代表が技術×コミュニケーションという分野で、将来が楽しみになるような話を沢山していましたが、書いているときりがないのと、大学教授の話は難しくて7割ぐらいよく分からなかったので、本記事はここまで。


イベントの最後には来年のテーマも発表されまして、是非来年も行きたいなと思えたイベントでした。

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