なぜ人は絵を描くのか

久しぶりに講義を受けた気がする。
楽しかった。やっぱり知らないことを知るのが私には喜びみたい。

「なぜ人は絵を描くのか?」
芸術論の先生の授業。先生普段は実技を教えているらしくて緊張してた。
かわいい。
答えは描きたいから描くんだ!になるらしいけどもうちょっと考えてみたいよねって。

まず「描くこと」の先には「みせること」もある。
何か伝えたい、評価されたい、って思うのは自然なこと。

でも1番はじめは遊びだった。遊びは人間の本質ともいわれ、人間たらしめる遊びとして描いていた。この時点で「みせる」という意識はあまりない。次に交感交流として描く。対象物と心を通わせ、共感を得たいと対話する。
そして、自分自身の探求として描く。相手はなく、自問自答して描く。これらは現代美術といわれる。現代美術が「何言ってるのかわかんない」となるのは描き手が自己完結しているからである。

面白かったのがここからで、矛盾が起きてるんだよね。
自分の中で基準があって自分が満足するものを描いているのにひとにみせて評価されたいんだよ!自己完結してるくせに他者と関わろうとしているの。
だからこそ、矛盾の狭間で葛藤するからこそ、美が生まれるのかもしれないって、わかったようなこと考えた。


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