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【Best of the decade企画】2010年代のアスレチックスベストナイン【投手編】

ベストナインってせいぜい9,10人やし、一本に収まるやろ

そう思っていた時期が私にもありました。

しかし、1本目の記事を書いている途中で「あれ??」となり、書き終わった後も「おっ??」となって、2本目の記事でも同じことを繰り返し、今も書きながら「おや??」となっています。

こんにちは。もーです。

では、今度こそ完結編。投手編です。

エース ソニー・グレイ

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迷う必要なし。

2011年ドラフト1巡目で入団したグレイは、持ち前の完成度を発揮し、早くも2013年にメジャー昇格を果たしました。

小柄な体を目一杯に使う投球フォームから、快速球とパワーカーブ、スライダーを軸に打者を圧倒するピッチングが持ち味でした。

フルシーズン1年目の2014年は、スコット・カズミアーや途中加入のジョン・レスター、ジェフ・サマージャらと共に素晴らしい先発ローテーションを組み、グレイはその時24歳ながらも、既にエースの風格を漂わせていました。

今のところキャリアイヤーは、その翌年の2015年。防御率2.73を記録し、オールスター選出とサイヤング投票3位の栄誉を受けました。

その後、チームの低迷に伴ってヤンキースに移籍。
ブロンクスでは故障と不振に喘ぎますが、昨年移籍したレッズでオークランド時代のような姿を取り戻しました。

是非ともまた戻ってきて欲しい投手ですね。

現代の投手にしては完封も多いグレイですが、彼のベストピッチはクラッチ度を考えてもこれ。

ルーキーイヤーの2013年のプレーオフで、ジャスティン・バーランダーと演じた投手戦です。バーランダーの7回スコアレス投球に対して、グレイは8回を完璧に抑え、見事バーランダーに投げ勝ちました。それ以降、バーランダーに真っ向からの投手戦で投げ勝った投手はグレイくらいでしょうか。

ソニー・グレイ A's通算
114[試合] 44-36[W-L] 3.42[ERA] 11.2[bWAR]


先発投手その2 ブレット・アンダーソン

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エースだけにしようかな、と思っていましたが、2010年代のアスレチックスで一番先発しているのではないでしょうか。ブレット・アンダーソンも入れたいと思います。

故障に苦しんだ若手時代の勝負強いピッチングも印象深いですが、2018年からの在籍期間では、シンカーでゴロを量産する古典的なピッチングを活かしていました。

ミルウォーキー・ブリュワーズに移籍してしまいましたが、健康を祈っています。

ブレット・アンダーソン A's通算 
132[試合] 43-43[W-L] 3.91[ERA] 8.6[bWAR]


クローザー グラント・バルフォア

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球団の連続セーブ記録保持者(44試合)のバルフォアをクローザーに。

2010年代、アスレチックスには数々の名クローザーがいました。

新人王アンドリュー・ベイリーやショーン・ドゥーリトル、最近で言えばブレイク・トライネンとリアム・ヘンドリクスもそうですね。

その中でもグラント ・バルフォアは実働期間の長さやセーブ記録を加味して、ベストクローザーと言えると思います。

数々の乱闘騒ぎが物語る熱さがファンに人気を博した投手でした。


最後に

これで出揃いましたね。

捕手 スティーブン・ボート
一塁手 マット・オルソン
二塁手 ジェド・ラウリー
三塁手 マット・チャップマン
遊撃手 マーカス・セミエン
左翼手 ヨエニス・セスペデス
中堅手 ココ・クリスプ
右翼手 ジョシュ・レディック
指名打者 クリス・デービス
先発投手 ソニー・グレイ
先発投手 ブレット・アンダーソン
クローザー グラント ・バルフォア

願わくば、この中の何人かの選手が、20年代のベストナインにもノミネートされて欲しいですね。


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