「ばってん少女隊」というアイドルがもっと有名になってほしいなという話
「ばってん少女隊」というアイドルをご存知でしょうか。もしご存知でなければ、ぜひ調べてみて頂きたいです。本当に素晴らしいアイドルなので…
ばってん少女隊は、九州地方・山口を中心に活動する、ももいろクローバーZの妹分にあたるグループで、ももクロから始まって7年以上アイドルオタクを続けている自分が、今一番推しているアイドルです。
そんなグループが、先日YouTubeでなかなか衝撃的な内容の動画を公開しました。(長い動画です。一応貼ってありますが、ご覧にならなくてもこの記事的にはほとんど問題がありません。もっとも、仮にここまで読んでいただいた方ならこの動画をすでにご覧になっているかもしれませんが)
それを見て、個人的に色々考えることがあったのでこの場所に書かせていただいた次第です。
0.はじめに(長い)
メンバーの1人、春乃きいなさんが活動休止を発表してから、残されたメンバーたちが様々な葛藤を抱えてここまで活動してきたということが伝わり、素晴らしい動画だったと思います。
また、メンバーの「もっと売れたい」という願望がダイレクトに伝わる動画でもありました。動画内で本人たちも口にしていましたが、「ばってん少女隊」に抱いていたイメージの多くは「のんびり」「おっとり」「田舎」のようなもので、同じスターダストプロモーションという事務所に所属する、ローカルアイドルのTEAM SHACHIやいぎなり東北産とは一線を画しているように思います。(昔からずっと見てきたファンの方はそう思わないかもしれませんが、少なくとも自分の印象はこんな感じです)いつだったかは忘れましたが、インタビューでも「他の地方組よりガツガツしていない」みたいなことを言っていた記憶があります。
しかし、昨年秋のツアーでは東京公演以外SOLD OUTにならず、悔しい思いをしたとのこと。理由はこれだけでないと思いますが、レーベルとの契約が切れたり、5人での活動を余儀なくされたりと、色々な困難が重なったタイミングだからこそこれからのことを一度考え直そう、という事態になったのでしょう。とりあえず、九州・山口を拠点とするグループとしてまずはその地域内での知名度・人気を高めていこう、そんな話でした。住んでいるわけではないので九州のアイドルには疎いですが、HKTやLinQあたりが現状では強いのでしょうか。
AKBの姉妹グループが各地にできた段階では、各地方で人気のあるアイドルが異なっていたように感じます。しかし、乃木坂を筆頭とした坂道シリーズの出現によって状況は一変。九州に住んでいようが、北海道に住んでいようが、自分の地方のアイドルより坂道が好き、という人が圧倒的に増えたと思います。特に活動拠点を設けなかった坂道シリーズにはそんな強みがありました。
「乃木坂46」というディズニーランドができたことによって、地方の遊園地=ローカルアイドルが厳しい状況に追い込まれた、そんな感じでしょうか。(もちろん、アイドルに興味を持つ人の数を圧倒的に増やした乃木坂の功績は計り知れないほど大きく、また偉大であると思っています)
そういうわけでアイドル戦国時代は終焉、有名グループが次々と活動休止・解散に追い込まれました。生き残っているアイドルも、様々に「個性」を見つけようとしています。
生バンドなど音で勝負、歌・ダンスに特化、グループの世界観やパフォーマンスが特殊…
前置きが長くなりました。では、ばってん少女隊は今後何を強みに戦っていけばいいのでしょうか。
※僕が自分の頭を整理するために書いているだけです、運営に偉そうに意見するような気は更々ありませんのでご安心ください
1.YouTubeに力を入れる
これは、現状で行われている策です。現在ばってん少女隊は、GuuGooというチャンネルで定期的に動画をアップしています。冒頭の動画もそのチャンネルのものです。メンバーの瀬田さくらさんが、こういう動画を撮りたい!と提案している様子もありました。確かにメンバー発信でそういった動画を撮っていけば、YouTubeはもっと充実することでしょう。しかし、そこには当然問題も存在します。
動画が長い
GuuGooチャンネルを見て頂ければ分かるのですが、すべての動画が半端ではなく長いです。今回の動画も1時間を超えていますし、短いものでも30分は大体超えます。今見返していて驚きましたが、3時間超のものもありました。誰が見るんだ…
基本的にYouTubeの強みは、気軽さにあります。隙間の時間に、暇つぶしとしてちょうどいい…それがYouTubeです。原則、Youtuberの方の動画は10~20分くらいで作成されています。30分、1時間の動画を見るのはそのチャンネルのファンばかりです。僕も、知らないYouTuberの動画をいきなり30分も見たいとは思いません。
前述の瀬田さんの提案通り、農業の手伝いに行ってきた!みたいな動画を撮っても、短時間に収まるのでしょうか?長時間の動画はファンとしては最高に嬉しいのですが、新規ファン獲得のための武器としては、何ら役に立たないと思います。
YouTubeを上手く利用しているアイドルとしては、同事務所のときめき宣伝部、他にも神宿や(解散してしまいましたが)なんきんペッパーがいます。
ただ、いわゆる「ばっしょーらしさ」を残しつつYouTuberっぽい企画動画を撮っていく、それもなかなかバランスが難しいなと思います。(全然関係ないんですが、スタダアイドルを褒めるときに「乃木坂より○○!」みたいに他グループを下げる人何なんですかね?1つの尺度しか持ってないの?)
また、ビクターとの契約上なのかわかりませんが、MVがshortバージョンしかないのも謎です。他のグループみたいにMV公開する個人チャンネルとか開設できないのかなあ…
2.その他SNS
じゃあ他のSNSはどうなるの?と。
Twitter・Instagramは個人アカウントがないから話になりません。TikTokのアカウントとかもないし…
TikTokに曲使われたりすれば、多少はバスるんですけどね…まあそれが固定ファンになる可能性は低いと思いますが
そう考えたらとき宣ってかなり強いですね。まあセブンティーンレギュラーモデルの坂井仁香さんという兵器抱えてればそうあって然るべきなんでしょうけど…
3.個人でバズる
Rev.from DVLの橋本環奈さんとか、Berryz工房の嗣永桃子さん、最近ではりんご娘の王林さんなど…強い個があれば、今の時代なら知名度を上げることも不可能な話ではないでしょう。そう考えると、去るスタプラフェスのシンデレラはチャンスだったのかなと。瀬田さんがシンデレラになりたい意思を強く示したことにも合点がいきます。
ただ、この方法には、当たり前な話ですが「そのメンバーだけ有名になり、グループとしては結果そうでもない」というのがあります。前述の橋本環奈さんとRev.~がいい例でしょう。福岡のRKBで冠番組を貰えたみたいですが、特に動員を伸ばせたわけでもなさそうです。(Rev.~のファンの方、こんな書き方をしてすみません)
4.タイアップ
ちょっと前にホークスとコラボしてた記憶が…あともっと前なら、アビスパのハーフタイムショーに出てたこともありましたね。よかよかダンスはドラゴンボール超の主題歌でした。謎でしかない。
たこ虹がセレッソ大阪とそこそこ深い結びつきを持ってて、スタジアムにもよく出演してた印象があります。スポーツ関係はコラボしやすいんですよね。ただホークスはちょっとメジャーすぎるし…かといって星野さんがホークス好きって言ってるので、他のスポーツのチームとがっつりコラボってのもなかなか難しい気が。
いつも名古屋に行くたびに思うのは、TEAM SHACHIが完全に名古屋に溶け込んでるなあということ。秋本帆華さんのミューズカードの広告大好きでした。今は流石に他の方が務めてるのかな?正直しゃちはもうあんま追えてないんですけど、中日新聞の広告とか出ててすげえ!ってなった記憶はあります。最近だとロックマンもあったし…
やっぱTEAM SHACHIって地方アイドルとしてはかなり凄いですね…こうなるのが1つの理想な気もします。
5.曲で有名になる
後述の6と被る部分が大きいのですが、これもよくあるパターン。スタダでもこれまで大森元貴さん(Mr.GREEN APPLE)、新藤晴一(ポルノグラフィティ)さんなど錚々たる面々。ばっしょーもこれに関しては強く、MEGRRY GO ROUNDの三原康治さん(フレデリック)、無敵のビーナスの阪井一生さん(flumpool)、BDMの小野武正さん(KEYTALK)。
もちろん有名人が曲提供すればいいってものではありませんが、話題にはなります。現にメグリーの時は100万再生も超えてそこそこ話題になっていた記憶があります。(ただ、その曲たちもMVが短い&カップリング曲もあまり公開されていないのでそもそも目につかない、という問題点を抱えています)
音楽的な知識が全くないのでわかりませんが、ばっしょーの曲って音楽的にはどのジャンルなんでしょうか?BDMとかは音楽的に大好きです。ロック系で行くならライブにバンド呼んで生音、とかも楽しそうです。(すでに他の色々なアイドルがやってると思いますが)
ユニゾンの田淵さんとか提供してくれないかな…
6.ライブで有名になる
結局これですかね、、、何ならどのアイドルも、ライブに来た人を好きにさせる魅力はあると思います。その機会が無いだけであって…
ただその時に生じる問題としては、あんまり知らないアイドルの単独わざわざ行かないだろ、というやつです。じゃあどうするの、となった時に行うのが動画内で挙がっていた策でしょうか。
そう簡単にできることではないかもしれませんが、ゲリラライブや大学ライブは有効だと思います。先日のAPUライブも上手くいったようだし、やっぱりばっしょーを知らない人に見せるのが一番いいんでしょう。
新規ファンを増やそう、となった時にどの層を取り込むのかは大切です。アイドルに全く興味のない人か、すでに他のアイドルが好きな人か。
どっちもかなり難しいですが、前者の方がばってん少女隊というグループ的にも合っているような気がします。後者は僕のようにDDの沼に浸かりきっているいる人間ならともかく、1つのグループ、何ならその中の1人にしか興味を持たない人に推し増しさせるのはなかなか…
繰り返しますが、アイドルは基本的に機会ロスだと思っているので、チャンスさえあれば…とは思います。そこの機会をどう手にするかが鍵なんでしょうけど。
7.おわりに
売れるアイドルになろうとするほど、今までの「ばってん少女隊」という像から離れなければならないかもしれない、というジレンマ…もちろん今のままで売れてくれれば文句なしですが、そううまくいくかは分かりません。
ももクロもそうでした。5th dimensionは結構賛否あった記憶があります。(ヒャダインさんもなんかツイートしてましたね。結局あの和解含めて意味分かんない変な茶番でしたが)
なんならTEAM SHACHIも伊藤千由李さんが抜けてから、改名もして方針転換をしてる印象はあります。
ただ、色々やってみないと分かりません。有名になろうとするために方向転換するのなら、それは前向きなものでしょう。(動画内、こんな話になったときに西垣さんが疑問を呈していたのはさすがだと思いました。大きなリスクを伴うことなので、疑問を持って当然だと思います)
1番嫌なのは分裂ですが、それも含めてどうなるか分かりません。(グループの方向性が変わって嫌になった、他メンバーとの意識の差に付いていけなくなった、みたいな理由で抜けてしまうことはよくあることだと思います)
色々書いたんですが、1オタクとしての自分は、方針を変えて別グループみたいになっちゃうくらいなら売れなくてもいいじゃん、という立場です。しかしそれはリスクもなくただ楽しんでいるだけのオタクだからであって、人生を懸けているメンバーからしたらそれは売れたいに決まっています。(「こっちは人生懸けてるんで」て言ってたアイドルいませんでした?咲良菜緒さんとか言ってそうだけど)売れた後のグループが嫌なんだったら、ひっそり卒業すればいいだけの話です。
もちろんメンバーがどの程度まで有名になりたいのかはわかりません。九州のアイドルでトップに立ちたいだけなのか、ももクロみたいに新国立を目指すのか、はたまた世界にも通用するアイドルになりたいのか…
ただ、メンバーの目標を叶えられるように全力でついていく、オタクにできることはそれくらいだと思います。僕も今のところはどうなってもついていく気持ちなので…
のちのち振り返って、「5人時代を知らない奴はニワカ」みたいなこと言ってるオタクが出てきたらいいですね、ということで。
長いし、オタク感の拭えない文章で気持ち悪いし、結局何が言いたかったのかわからないしで最悪な文章になってると思います。乱文、長文失礼しました。本当に自分の頭を整理するためだけの文章なので、自分でも何を書いたかわかりません。
それでも、最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?