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番外編!中小企業診断士2次試験再現答案

番外編です。奇跡的にこの記事にたどりついた中小企業診断士の受験生が少しでも役に立つように、中小企業診断士2次試験の私の2018年度の再現答案を記載します。しかもまだ1次試験も半年先のこの時期に。。。

ただ、合格したら過去に興味が無かったので、各事例の点数は知りません(m´・ω・`)m ゴメン…

しかも全く手ごたえ無かったのですが、二次試験は一発で通りました。1次試験は2回挑戦、2次は一発でした。

多くの人は働きながら受験、私も現職のコンサルファームに勤めながら受験しましたので、本当に大変でしたよ💦

勉強のしかたは人それぞれですが、私は専門学校+ふぞろいの再現答案でひたすら過去問説いてました。

ちなみに私の回答のプロセスですが、①まずは段落を振り、②問題を頭に入れるために読む、③本文を読む ここまでで20分。④簡単に解けそうな問題から解いていき、字数を調整するため、白紙の部分に全問題の回答をざっと下書き、これで30分、⑤ラスト30分で回答用紙に記述する。ここは考えるより清書しながらの作業でした。

そんなこんなで本番できあがったのが下記です。ちなみに各専門学校が試験後に出す回答予測とは全然違ったし、明らかにミスしましたのでダメだと思ってましたが、合格でした。ギリギリのところだったと思いますが、なんであれ、あまり論理が飛躍していない、まぁ論理的な文書になっていれば、チャンスはあるということでしょう。

それでは、この答案も参考に皆さんも過去問といてみてください。こんな回答でも合格できると、少しでも勇気と希望をもってくれれば幸いです。ちなみに先述した通り必ず回答の前に下書きしているので回答の再現率はメチャメチャ高いですよ!

2018年中小企業診断士 二次試験 再現答案
事例1

第1問
A.ニッチ市場は、大手等競合との競争が少なく、競合との差別化戦略に集中でき、商品開発に特化でき、シェアの拡大が可能と考えたから。また、経済縮小といった外部環境の変化の影響をうけにくい市場であるから。

第2問 
(設問1)
A. A社はほとんどが正規社員であり、9割が技術者である。その為、強みである技術力を活かせる企業向けに製品開発を行った。

(設問2)
A.  以前は、大手中堅メーカーとの共同プロジェクトが多く、主要取引先向け電子機器製造に依存していた特性があり 、複写機関連製品事業は売り切り型の脱却を図り、トナー等の消耗品で継続取引を図る特性がある。

第3問
A. 事業部制組織からマトリックス組織に変更し 、人的資源を有効活用し少数で開発に特化できる体制を構築、また、各部門の技術者が保有するノウハウを共有することでシナジーを発揮し、新技術や新製品開発に特化した。

第4問
A.  OJTで技術者の育成、技術者への権限委譲で研究に特化できる体制構築でモラールの向上、新商品開発や特許取得での表彰制度導入、各部門との連携による商品開発を評価する体制を構築しチャレンジ精神の向上を図る。

事例2

第1問
A.顧客の8割はビジネス客で一定数の固定客がおり、2割はインバウンド客で、飛び込み客の観光需要が取り込めていない。競合はバスで20分ほどの駅前にチェーン系ビジネスホテルが2件あり、ビジネス客の分散が懸念される。自社は、和の風情ある苔むした庭園、芸術家の美術品があり、商業エリアから徒歩圏内の立地である。

第2問
A.インバウンド客に、芸術家の美術品、和の風情溢れる庭園、英語対応が可能なこと、観光地が徒歩圏内であることをアピールし、飲食店と連携しSNS映えする食品の写真をのさせてもらう。

第3問
A.日本の文化に触れられる物づくり等コト消費の提供、英語での美術
品の説明、おススメ観光地の説明。
日本の文化に触れられる物づくり、和装店と連携し写真撮影等コト消費の提供、英語での美術品の説明、おススメ観光地の説明、インスタ映えスポットやスイーツの説明を行う。

第4問
A.X市街地の飲食店との連携により、B社に宿泊することで飲食店の割引ができるクーポンの発行や、各施設へのチラシの設置、展示施設との連携で宿泊することでの山車引き体験のクーポン発行により客数の増加を図る。


事例3

第1問
A. 理由は、金型の生産一貫体制、技能士の養成やOJTでの加工技術強化、歩留り向上等コスト低減ノウハウの蓄積、工業団地移転で他の企業と技術交流等連携によるもの。

第2問
A. 問題点は、作業者、成型機の待ち時間が多いことである。改善策は、連合作業分析によるECRSの徹底により、待ち時間を削減する。具体的には、清掃時間の前倒しを行う。また、外段取り化を行う。

第3問
A.  問題は、生産効率重視でロットサイズが大きいことで在庫が過大、成型加工計画が週一回と少なく、X社以外の製品の変動に対応できていない。対策は、ロットサイズの縮小を図り過剰在庫を削減、週一回の成型計画を2回に増やし、全製品統一の生産計画をたてる。

第4問
A.  金型使用材料置き場の統一による在庫データの把握準備で移動時間の短縮、金型の統一した識別コード化で情報の整理を行う。また、材料倉庫の納品場所を標準化し、ロケーション管理を行いDBを活用して短納期化、ジャストインタイムの実現。

第5問
A. 強みの加工技術及び、高度な成型技術を活用し、工業団地組合企業との連携を強化し、自社、連携企業のコスト低減と納期短縮を図りながらシナジーを発揮し新製品開発を行い高付加価値化を図り業績を改善。 


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